1987年ビルボード Billboard All American Top40、1987年3月21日付、5位から上がっていきなりの1位はClub Nouveauの"Lean On Me"。Club Nouveauですが、この曲がアメリカでは初めてのヒット、もちろん初めてのNo.1です。
2位は3位からアップ、Janet Jacksonの"Let's Wait Awhile"。Janet Jacksonですが、2枚目のアルバム『Control』からのシングル"What Have You Done for Me Lately"が最高位4位を記録、そこからこの曲まで5曲連続でTop5入り、No.1となった"When I Think of You"を含め、3曲目のTop3ヒットとなりました。
3位は10位からジャンプアップ、Starshipの"Nothing's Gonna Stop Us Now"。Starshipですが、ルーツは60年代のJefferson Airplaneまでさかのぼります。その後、1974年にJefferson Starshipとなり、さらに1984年、創設メンバーのポール・カントナーがバンドを去ったことによりStarshipとなりました。Starshipとしては"We Built This City"、"Sara"が2曲連続のNo.1、Jefferson Airplane時代の最高位5位の"Somebody to Love"、Jefferson Starship時代の最高位3位の"Miracles"と合わせると、この曲で5曲目のTop5ヒット、4曲目のTop3ヒットです。
4位は6位からアップ、Bruce Hornsby and the Rangeの"Mandolin Rain"。Bruce Hornsby and the Rangeですが、デビューアルバムからのセカンドシングルの"The Way It Is"が初のTop40ヒットで、No.1を記録、この曲が2曲連続のTop5ヒットになりました。
5位は2位からダウン、Linda Ronstadt & James Ingramの"Somewhere Out There"。この曲はアニメ映画『アメリカ物語』のサウンドトラック収録曲。Linda Ronstadtですが、初のTop40ヒットは60年代後半の"Different Drum"、以来、この曲で通算19曲目のTop40ヒットで、No.1ヒット"You're No Good"を含め4曲目のTop3ヒットです。James Ingramは、こちらはデュエットソングが多いですが、この曲で6曲目のTop40ヒットで、No.1となったPatti Austinとのデュエット"Baby, Come to Me"に続く2曲目のTop3ヒットです。
この週5位はLinda Ronstadt & James Ingramの"Somewhere Out There"。最高位は3月14日付の1週間の第2位。年間チャートは39位。この曲は、スティーヴン・スピルバーグが初めてアニメ映画の製作総指揮を手掛けた作品『アメリカ物語』サウンドトラック収録曲です。
この曲"Somewhere Out There"ですが、映画のために、ソングライターのJames Horner、Barry Mann、Cynthia Weilの3人により作られた作品で、スティーヴン・スピルバーグが、この曲にヒット性を感じ、大物ボーカリストLinda Ronstadt と James Ingramの二人を起用、長くLinda Ronstadt のプロデュースを手掛けているPeter Asherにプロデュースを頼んで、豪華なコラボが実現した曲です。
まずはLinda Ronstadt ですが、デビューしたのは60年代、ウエストコーストの歌姫、アメリカンロック界を代表する女性ロックボーカリストです。
初のヒットは1967年の"Different Drum"まで遡ります。最高位は13位。この時は、フォークグループStone Poneysの一員でした。その後、ヒットを重ね、1975年には"You're No Good"がNo.1ヒット、1977年には"Blue Bayou"が第3位を記録するなど、この曲で通算19曲目のTop40ヒットで8曲目のTop10ヒット、6曲目のTop5ヒットになりました。
次にJames Ingramですが、クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子とも呼ばれ、1981年のヒット曲Quincy Jones ft. James Ingramの"Just Once"で初めてチャートに登場、ソロ単体ではヒットチャートには入っていない、珍しいボーカリストで、その後もデュエットなどでヒットを重ね、1983年にPatti Austin とのデュエットソング"Baby Come To Me"が2週間のNo.1を記録するなどこの曲までで、通算6曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop10ヒットです。
Linda Ronstadt、アメリカンロック界を代表する女性ロックボーカリストと書きましたが、この頃、ロックボーカリストの範疇を越え、1983年『What's New』、1984年『Lush Life』、1986年『For Sentimental Reasons』と、3枚のスタンダードナンバーを集めたアルバムを出します。シングルこそヒットしていませんが、『What's New』が最高位3位を記録するなど、アルバムは大きな売り上げを記録します。
そんな円熟したボーカルを聴かせるLinda Ronstadtを、James Ingramとともに起用、大ヒットに結びつきました。
この曲で、改めて素晴らしいボーカルを聞かせてくれています。
こちらは、アニメ映画の中でのネズミとマウスのキャラクター、Philip GlasserとBetsy Cathcartのバージョンです。
今週 先週 song / artist
1 5 LEAN ON ME / CLUB NOUVEAU
2 3 LET'S WAIT AWHILE / JANET JACKSON
3 10 NOTHING'S GONNA STOP US NOW / STARSHIP
4 6 MANDOLIN RAIN / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
5 2 SOMEWHERE OUT THERE / LINDA RONSTADT & JAMES INGRAM
6 12 TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT / GENESIS
7 1 JACOB'S LADDER / HUEY LEWIS & THE NEWS
8 7 RESPECT YOURSELF / BRUCE WILLIS
9 13 COME GO WITH ME / EXPOSE
10 8 BIG TIME / PETER GABRIEL
11 17 THE FINAL COUNTDOWN / EUROPE
12 4 LIVIN' ON A PRAYER / BON JOVI
13 9 YOU GOT IT ALL / JETS
14 20 DON'T DREAM IT'S OVER / CROWDED HOUSE
15 11 FIGHT FOR YOUR RIGHT / BEASTIE BOYS
16 21 LET'S GO! / WANG CHUNG
17 23 I KNEW YOU WERE WAITING {FOR ME} / ARETHA FRANKLIN & GEORGE MICHAEL
18 15 BRAND NEW LOVER / DEAD OR ALIVE
19 24 MIDNIGHT BLUE / LOU GRAMM
20 14 I WANNA GO BACK / EDDIE MONEY
21 22 CANDY / CAMEO
22 25 WHAT YOU GET IS WHAT YOU SEE / TINA TURNER
23 26 THAT AIN'T LOVE / REO SPEEDWAGON
24 35 SIGN 'O' THE TIMES / PRINCE & THE REVOLUTION
25 27 AS WE LAY / SHIRLEY MURDOCK
26 30 THE FINER THINGS / STEVE WINWOOD
27 32 WALKING DOWN YOUR STREET / BANGLES
28 16 KEEP YOUR HANDS TO YOURSELF / GEORGIA SATELLITES
29 19 WILL YOU STILL LOVE ME? / CHICAGO
30 18 I'LL BE ALRIGHT WITHOUT YOU / JOURNEY
31 33 THE HONEYTHIEF / HIPSWAY
32 37 STONE LOVE / KOOL & THE GANG
33 38 DOMINOES / ROBBIE NEVIL
34 43 COME AS YOU ARE / PETER WOLF
35 57 LOOKING FOR A NEW LOVE / JODY WATLEY
36 44 SMOKING GUN / ROBERT CRAY BAND
37 51 DIED IN YOUR ARMS / CUTTING CREW
38 46 LIGHT OF DAY / THE BARBUSTERS(JOAN JETT & THE BLACKHEARTS)
39 63 WHAT'S GOING ON / CYNDI LAUPER
40 49 I WILL BE THERE / GLASS TIGER
2位は3位からアップ、Janet Jacksonの"Let's Wait Awhile"。Janet Jacksonですが、2枚目のアルバム『Control』からのシングル"What Have You Done for Me Lately"が最高位4位を記録、そこからこの曲まで5曲連続でTop5入り、No.1となった"When I Think of You"を含め、3曲目のTop3ヒットとなりました。
3位は10位からジャンプアップ、Starshipの"Nothing's Gonna Stop Us Now"。Starshipですが、ルーツは60年代のJefferson Airplaneまでさかのぼります。その後、1974年にJefferson Starshipとなり、さらに1984年、創設メンバーのポール・カントナーがバンドを去ったことによりStarshipとなりました。Starshipとしては"We Built This City"、"Sara"が2曲連続のNo.1、Jefferson Airplane時代の最高位5位の"Somebody to Love"、Jefferson Starship時代の最高位3位の"Miracles"と合わせると、この曲で5曲目のTop5ヒット、4曲目のTop3ヒットです。
4位は6位からアップ、Bruce Hornsby and the Rangeの"Mandolin Rain"。Bruce Hornsby and the Rangeですが、デビューアルバムからのセカンドシングルの"The Way It Is"が初のTop40ヒットで、No.1を記録、この曲が2曲連続のTop5ヒットになりました。
5位は2位からダウン、Linda Ronstadt & James Ingramの"Somewhere Out There"。この曲はアニメ映画『アメリカ物語』のサウンドトラック収録曲。Linda Ronstadtですが、初のTop40ヒットは60年代後半の"Different Drum"、以来、この曲で通算19曲目のTop40ヒットで、No.1ヒット"You're No Good"を含め4曲目のTop3ヒットです。James Ingramは、こちらはデュエットソングが多いですが、この曲で6曲目のTop40ヒットで、No.1となったPatti Austinとのデュエット"Baby, Come to Me"に続く2曲目のTop3ヒットです。
この週5位はLinda Ronstadt & James Ingramの"Somewhere Out There"。最高位は3月14日付の1週間の第2位。年間チャートは39位。この曲は、スティーヴン・スピルバーグが初めてアニメ映画の製作総指揮を手掛けた作品『アメリカ物語』サウンドトラック収録曲です。
この曲"Somewhere Out There"ですが、映画のために、ソングライターのJames Horner、Barry Mann、Cynthia Weilの3人により作られた作品で、スティーヴン・スピルバーグが、この曲にヒット性を感じ、大物ボーカリストLinda Ronstadt と James Ingramの二人を起用、長くLinda Ronstadt のプロデュースを手掛けているPeter Asherにプロデュースを頼んで、豪華なコラボが実現した曲です。
まずはLinda Ronstadt ですが、デビューしたのは60年代、ウエストコーストの歌姫、アメリカンロック界を代表する女性ロックボーカリストです。
初のヒットは1967年の"Different Drum"まで遡ります。最高位は13位。この時は、フォークグループStone Poneysの一員でした。その後、ヒットを重ね、1975年には"You're No Good"がNo.1ヒット、1977年には"Blue Bayou"が第3位を記録するなど、この曲で通算19曲目のTop40ヒットで8曲目のTop10ヒット、6曲目のTop5ヒットになりました。
次にJames Ingramですが、クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子とも呼ばれ、1981年のヒット曲Quincy Jones ft. James Ingramの"Just Once"で初めてチャートに登場、ソロ単体ではヒットチャートには入っていない、珍しいボーカリストで、その後もデュエットなどでヒットを重ね、1983年にPatti Austin とのデュエットソング"Baby Come To Me"が2週間のNo.1を記録するなどこの曲までで、通算6曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop10ヒットです。
Linda Ronstadt、アメリカンロック界を代表する女性ロックボーカリストと書きましたが、この頃、ロックボーカリストの範疇を越え、1983年『What's New』、1984年『Lush Life』、1986年『For Sentimental Reasons』と、3枚のスタンダードナンバーを集めたアルバムを出します。シングルこそヒットしていませんが、『What's New』が最高位3位を記録するなど、アルバムは大きな売り上げを記録します。
そんな円熟したボーカルを聴かせるLinda Ronstadtを、James Ingramとともに起用、大ヒットに結びつきました。
この曲で、改めて素晴らしいボーカルを聞かせてくれています。
こちらは、アニメ映画の中でのネズミとマウスのキャラクター、Philip GlasserとBetsy Cathcartのバージョンです。
今週 先週 song / artist
1 5 LEAN ON ME / CLUB NOUVEAU
2 3 LET'S WAIT AWHILE / JANET JACKSON
3 10 NOTHING'S GONNA STOP US NOW / STARSHIP
4 6 MANDOLIN RAIN / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
5 2 SOMEWHERE OUT THERE / LINDA RONSTADT & JAMES INGRAM
6 12 TONIGHT, TONIGHT, TONIGHT / GENESIS
7 1 JACOB'S LADDER / HUEY LEWIS & THE NEWS
8 7 RESPECT YOURSELF / BRUCE WILLIS
9 13 COME GO WITH ME / EXPOSE
10 8 BIG TIME / PETER GABRIEL
11 17 THE FINAL COUNTDOWN / EUROPE
12 4 LIVIN' ON A PRAYER / BON JOVI
13 9 YOU GOT IT ALL / JETS
14 20 DON'T DREAM IT'S OVER / CROWDED HOUSE
15 11 FIGHT FOR YOUR RIGHT / BEASTIE BOYS
16 21 LET'S GO! / WANG CHUNG
17 23 I KNEW YOU WERE WAITING {FOR ME} / ARETHA FRANKLIN & GEORGE MICHAEL
18 15 BRAND NEW LOVER / DEAD OR ALIVE
19 24 MIDNIGHT BLUE / LOU GRAMM
20 14 I WANNA GO BACK / EDDIE MONEY
21 22 CANDY / CAMEO
22 25 WHAT YOU GET IS WHAT YOU SEE / TINA TURNER
23 26 THAT AIN'T LOVE / REO SPEEDWAGON
24 35 SIGN 'O' THE TIMES / PRINCE & THE REVOLUTION
25 27 AS WE LAY / SHIRLEY MURDOCK
26 30 THE FINER THINGS / STEVE WINWOOD
27 32 WALKING DOWN YOUR STREET / BANGLES
28 16 KEEP YOUR HANDS TO YOURSELF / GEORGIA SATELLITES
29 19 WILL YOU STILL LOVE ME? / CHICAGO
30 18 I'LL BE ALRIGHT WITHOUT YOU / JOURNEY
31 33 THE HONEYTHIEF / HIPSWAY
32 37 STONE LOVE / KOOL & THE GANG
33 38 DOMINOES / ROBBIE NEVIL
34 43 COME AS YOU ARE / PETER WOLF
35 57 LOOKING FOR A NEW LOVE / JODY WATLEY
36 44 SMOKING GUN / ROBERT CRAY BAND
37 51 DIED IN YOUR ARMS / CUTTING CREW
38 46 LIGHT OF DAY / THE BARBUSTERS(JOAN JETT & THE BLACKHEARTS)
39 63 WHAT'S GOING ON / CYNDI LAUPER
40 49 I WILL BE THERE / GLASS TIGER
お金ないので「お願いだから」を買いました。短いですよね、(´・ω・`)なんか消化不良…。
と思っていたら夏ごろ?に「涙がいっぱい」これには1ラウンドで派手にノックアウト喰らいました!なんてエモーショナル、何と言う悲しい叫び、そして何と言うギターのアウトロ、パーフェクトでありました。
⭐⛴️さんには「涙がいっぱい」のオリジナルまでご紹介いただき、こちらもまたヘビーローションしたものでした。80年もイイ曲、ジーンと来る曲がたくさんありましたよね?
「涙がいっぱい」はカラオケも時々やってますがやはり途中から声が出ませんです。一番歌いところが出ないなんてこれが一番悲しいです。
でも私にとってのリンダはこの曲がベストなんですよね、だからアムウェー(ごめんなさい間違えました)サムウェーは優しすぎてイマイチかな。
では明日は誰も触れてこなかったであろう、ゲックロアルバムで勝負に出てみましょう!
(アイキャントレットゴーはシングルになってたことも存じませんでした)
そんでもって、このころから、ディズニー・アニメといえば、やたらとデュエットとバラードが増えたような。
やっぱり、子供から大人まで楽しめるを観点にすると、その作品で使用される楽曲も、「よりわかりやすく」になってしまうんだと思います。
アメリカの歌姫、Lindaの久々のシングルヒットですね。
Top10入りは多分W.Wachtelのギターが印象的な♪Hurts So Bad♪以来で、しっとり聴かせるLindaになってからは初めてのシングルヒットですね。
この時期Asylumレコードだったかわかりませんが、Eaglesはすでに無く、J.Browneも下降気味の中Asylum3本柱のひとりが頑張ってくれています。
「ポップの女王がロックで還ってきました」ていうのは違うと思いますが、ラジオのDJ、知らないんじゃないでしょうか。リンダといえばウエストコーストロックの歌姫、ですよね。
"Hurt So Bad"は、心のこもったボーカルが素晴らしい曲でしたよね。なかなか歌うのは難しいでしょうけれども、さすがです。
リンダ・ロンシュタッド、私のNo.1は、もちろん『Hasten Down the Wind』です。
私は、この頃よく映画は見たのですが、アニメ映画は見なかったなぁ。
ディズニー・アニメといえば、デュエット・バラードなんですね。それは知りませんでした。
そうか、リンダのTop10ヒットというと、"Hurt So Bad"以来、7年ぶりとなりますか。
Asylumレコードといえばウエストコーストロックの代表レーベルだったですが、この頃はもう、買収されていたんじゃあなかったでしょうか。その後ほとんど聞かなくなりましたね。
バリー・マン作のこの曲、リンダとジェイムスの声が違いも生きてるいいデュエット曲ですよね。
日本では時任三郎さん、南野陽子さん出演でTBSドラマ「芸能社会」の主題歌で「こころの炎~Somewhere out there~」小林明子さんが歌いました(B面が同曲の杉田二郎さんとのデュエット)
つまり激愛は、ロックの歌姫がハードロックを携えて還ってきました、てことでしたかね?
そういえばそーだったような、実にいい加減な耳でございましてごめんなさい😫
そうだったのですか、ジェームズ・イングラムとバリー・マンは、デビューした時からのつながりがあったのですね。「クインシーの秘蔵っ子」とも言われていましたが、バリー・マンの曲も、ジェームズ・イングラムのボーカルに、ぴったり合ってたのでしょう。