1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年6月11日付、3週目の1位はGeorge Michaelの"One More Try"。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、通算12曲目のTop40ヒットで、10曲目のTop3ヒット、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"など、この曲で7曲目のNo.1となりました。
2位は5位からアップ、Rick Astleyの"Together Forever"。Rick Astleyですがイギリス出身のポップスシンガー。デビューシングル"Never Gonna Give You Up"が2週間のNo.1、年間チャートは第4位の特大のヒット、この曲で、デビュー2曲連続のTop3ヒットとなりました。
3位は4位からアップ、Daryl Hall & John Oatesの"Everything Your Heart Desires"。Daryl Hall & John Oatesですが、1976年に初めてのTop40ヒット"Sara Smile"が4位を記録、その後沢山のヒットを重ねています。1985年の"Method of Modern Love"の5位のヒットから、Daryl Hallのソロ活動もあり、しばらくはデュオでの大ヒットはお預けでしたが、この曲で通算26曲目のTop40ヒットで、11曲目のTop5ヒット、8曲目のTop3ヒット、そのうち"Rich Girl"など6曲がNo.1となっています。
4位は2位からダウン、Johnny Hates Jazzの"Shattered Dreams"。8位→2位→3位→2位→2位→4位と、一度落ちてからの2位へカムバックするなど、ロングヒットとなりました。Johnny Hates Jazzですが、イギリス出身のポップスバンド。デビューアルバムからのシングルで、すでにイギリスでは大ヒットしていましたが、アメリカでは88年になってからチャートを上がり、初のヒットシングルが2位まで上がりました。
5位は1週のみの3位からダウン、Samantha Foxの"Naughty Girls (Need Love Too)"。Samantha Foxですが、歌手の前にモデル(ページ・スリー・ガール)としてすでに有名でしたが、歌手としてのデビューシングル"Touch Me (I Want Your Body)" が最高位4位を記録、この曲で2曲目のTop5ヒットで3位まで上がってきました。
この週3週目の1位はGeorge Michaelの"One More Try"。1位はこの3週間、年間チャートは11位。年間No.1の"Faith"に次ぐ大ヒット、まさにこの88年は、George Michaelの年になりました。
4位は2位からダウン、Johnny Hates Jazzの"Shattered Dreams"。8位→2位→3位→2位→2位→4位と、一度落ちてからの2位へカムバックするなど、ロングヒットとなりました。Johnny Hates Jazzですが、イギリス出身のポップスバンド。デビューアルバムからのシングルで、すでにイギリスでは大ヒットしていましたが、アメリカでは88年になってからチャートを上がり、初のヒットシングルが2位まで上がりました。
5位は1週のみの3位からダウン、Samantha Foxの"Naughty Girls (Need Love Too)"。Samantha Foxですが、歌手の前にモデル(ページ・スリー・ガール)としてすでに有名でしたが、歌手としてのデビューシングル"Touch Me (I Want Your Body)" が最高位4位を記録、この曲で2曲目のTop5ヒットで3位まで上がってきました。
この週3週目の1位はGeorge Michaelの"One More Try"。1位はこの3週間、年間チャートは11位。年間No.1の"Faith"に次ぐ大ヒット、まさにこの88年は、George Michaelの年になりました。
さて、George Michaelですが、Wham!時代からも、すでに、Wham! with George Michaelとして名曲"Careless Whisper"を発表、年間チャート1位に輝く歴史的な大ヒットとなるなど、半分ソロ活動を始めていました。
1986年になってWham!としての活動は停止し、George Michaelは本格的にソロ活動を開始します。そこでまずリリースしたのがAretha Franklinとのデュエット、"I Knew You Were Waiting (for Me)" 。1987年4月に2週間の1位の大ヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→
本格的なソロアルバムとしては、1987年10月に『Faith』をリリースします。このアルバムには、すでにヒットして、最高位2位を記録した"I Want Your Sex"が収録されていますが、この曲は映画『ビバリーヒルズコップⅡ』挿入歌としてのヒットですので、ソロアルバムからのファーストシングルとしては"Faith"となります。
この"Faith"、4週間の1位を記録して、1988年の年間チャートNo.1となる、こちらも歴史的な大ヒットとなりました。George Michael、2回目の年間1位を記録した唯一の記録となりました。 こちらをご覧ください→→→
そのアルバム『Faith』からは、セカンドシングルの"Father Figure"も2週間の1位を記録、2週間の1位ながら、短命のヒットで年間チャートは27位といまいちではありましたが、堂々の2曲連続のNo.1ヒットとなりました。 こちらをご覧ください→→→
そのアルバム『Faith』からは、セカンドシングルの"Father Figure"も2週間の1位を記録、2週間の1位ながら、短命のヒットで年間チャートは27位といまいちではありましたが、堂々の2曲連続のNo.1ヒットとなりました。 こちらをご覧ください→→→
そしてこのアルバムからのサードシングルがこの曲"One More Try"で、こちらは年間11位の特大のヒットとなりました。曲の作者はもちろんGeorge Michael、プロデュースもGeorge Michaelが手掛けています。
この曲、6分近い長さのバラード、"Careless Whisper"に匹敵するだろう名バラードでした。私は、Wham!解散後では、この曲が一番だったのではないかと思います。ファーストシングルだったらこの曲が年間1位だったかも。そんな素晴らしいバラードでありました。
今週 先週 song / artist
1 1 ONE MORE TRY / GEORGE MICHAEL
2 5 TOGETHER FOREVER / RICK ASTLEY
3 4 EVERYTHING YOUR HEART DESIRES / DARYL HALL & JOHN OATES
4 2 SHATTERED DREAMS / JOHNNY HATES JAZZ
5 3 NAUGHTY GIRLS (NEED LOVE TOO) / SAMANTHA FOX
6 7 FOOLISH BEAT / DEBBIE GIBSON
7 9 MAKE IT REAL / JETS
8 12 DIRTY DIANA / MICHAEL JACKSON
9 11 CIRCLE IN THE SAND / BELINDA CARLISLE
10 14 THE VALLEY ROAD / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
11 6 PIANO IN THE DARK / BRENDA RUSSELL FEATURING JOE ESPOSITO
12 15 ALPHABET ST. / PRINCE
13 19 THE FLAME / CHEAP TRICK
14 16 WE ALL SLEEP ALONE / CHER
15 18 I STILL BELIEVE / BRENDA K. STARR
16 20 KISS ME DEADLY / LITA FORD
17 23 NOTHIN' BUT A GOOD TIME / POISON
18 22 NITE AND DAY / AL B. SURE!
19 10 ANYTHING FOR YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
20 26 MERCEDES BOY / PEBBLES
21 27 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
22 8 I DON'T WANT TO LIVE WITHOUT YOU / FOREIGNER
23 30 NEW SENSATION / INXS
24 29 BEDS ARE BURNING / MIDNIGHT OIL
25 13 WAIT / WHITE LION
26 21 TWO OCCASIONS / THE DEELE
27 31 UNDER THE MILKY WAY / CHURCH
28 17 ALWAYS ON MY MIND / PET SHOP BOYS
29 38 LOST IN YOU / ROD STEWART
30 25 DREAMING / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
31 41 HOLD ON TO THE NIGHTS / RICHARD MARX
32 40 TALL COOL ONE / ROBERT PLANT
33 44 RUSH HOUR / JANE WIEDLIN
34 43 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
35 24 STRANGE BUT TRUE / TIMES TWO
36 28 ELECTRIC BLUE / ICEHOUSE
37 42 SUPERSONIC / J.J. FAD
38 36 WHEN WE KISS / BARDEUX
39 45 HEART OF MINE / BOZ SCAGGS
40 48 PARADISE / SADE
1 1 ONE MORE TRY / GEORGE MICHAEL
2 5 TOGETHER FOREVER / RICK ASTLEY
3 4 EVERYTHING YOUR HEART DESIRES / DARYL HALL & JOHN OATES
4 2 SHATTERED DREAMS / JOHNNY HATES JAZZ
5 3 NAUGHTY GIRLS (NEED LOVE TOO) / SAMANTHA FOX
6 7 FOOLISH BEAT / DEBBIE GIBSON
7 9 MAKE IT REAL / JETS
8 12 DIRTY DIANA / MICHAEL JACKSON
9 11 CIRCLE IN THE SAND / BELINDA CARLISLE
10 14 THE VALLEY ROAD / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
11 6 PIANO IN THE DARK / BRENDA RUSSELL FEATURING JOE ESPOSITO
12 15 ALPHABET ST. / PRINCE
13 19 THE FLAME / CHEAP TRICK
14 16 WE ALL SLEEP ALONE / CHER
15 18 I STILL BELIEVE / BRENDA K. STARR
16 20 KISS ME DEADLY / LITA FORD
17 23 NOTHIN' BUT A GOOD TIME / POISON
18 22 NITE AND DAY / AL B. SURE!
19 10 ANYTHING FOR YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
20 26 MERCEDES BOY / PEBBLES
21 27 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
22 8 I DON'T WANT TO LIVE WITHOUT YOU / FOREIGNER
23 30 NEW SENSATION / INXS
24 29 BEDS ARE BURNING / MIDNIGHT OIL
25 13 WAIT / WHITE LION
26 21 TWO OCCASIONS / THE DEELE
27 31 UNDER THE MILKY WAY / CHURCH
28 17 ALWAYS ON MY MIND / PET SHOP BOYS
29 38 LOST IN YOU / ROD STEWART
30 25 DREAMING / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
31 41 HOLD ON TO THE NIGHTS / RICHARD MARX
32 40 TALL COOL ONE / ROBERT PLANT
33 44 RUSH HOUR / JANE WIEDLIN
34 43 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
35 24 STRANGE BUT TRUE / TIMES TWO
36 28 ELECTRIC BLUE / ICEHOUSE
37 42 SUPERSONIC / J.J. FAD
38 36 WHEN WE KISS / BARDEUX
39 45 HEART OF MINE / BOZ SCAGGS
40 48 PARADISE / SADE
マイケルは自伝でこう言っています。
「僕の最高の曲はバラードだ。5年後、10年後の僕はバラード曲によって記憶されているだろう。多くの人は“ケアレス・ウィスパー”を好きだと言うが、僕にとってこの曲は感情的に何の意味も持たない。たぶん人生の別の時期に生まれた曲だからだ。それに比べて“ワン・モア・トライ”は僕の心にきわめて近いバラードなんだ。多くの人がこの2曲を比較するけれど、僕にとっては比べる対象にすらならない」。
この曲は“先生”が出てくるように“教師と生徒”の関係を歌った歌なのでしょうか?いや、相手は“愛を教えてくれた先生”なのかもしれませんし、もしかして同性の方かもしれません。
でもこのマイケルの声と歌唱力は、その関係なんかどうでもよくなってしまうくらい、感情が伝わってきます。マイケルが自分で言っているように彼の心情にきわめて近い内容を持ってるからリアルなんだろうな。
1曲目はオールディーズ風のダンサブルな曲、2曲目はちょっと怪しげなオリエンタルテイストの曲、そして3曲目に珠玉のバラードを持ってきました。
彼のソングライターとしての才能と引き出しの深さを感じます。
どこまで1位が続くんだろう、てな感じです。
やっぱりマイケル自身も、「最高の曲はバラードだ。」ですか、でも私の本文には「"Careless Whisper"に匹敵するだろう名バラード」と書いてしまいましたが、マイケルにとっての名バラードは"One More Try"一押しですか。洋楽ファンの私としては1に"Careless Whisper"、2に"One More Try"なのですよね。
そうなんですよね、全く違うタイプの曲を持ってきての3曲連続のNo.1、やっぱりGeorge Michael、天才ミュージシャンであり、ソングライターですね。その3曲目に本命のバラードを持ってくるのが、George Michaelにしかできないことでしょう。
バナーさんじゃないけど、いろんなのできるヤツ、ジョージマイケルのイメージでした。
が………これは無理でしたグフッ('A` )
伝わってくるジョージの情念、しかしユルくて……。
でもカラオケではクイーン命の先輩に
「これは良い曲じゃないか、なんでやらんのんや?」
「うう…良さが分からんのです、感覚が子供であります」
「おっかしーのー、ファーザーフィギャーよりゃよっぽど分かりやすいけどのー、まーえーわジョージ絡みでサンバディトゥラブ入れとくで」
「うす、ありがとうございます、シクシク」
いやー、伝わらないですね、ごめんなさい😫
この曲のPVを見たうちの母が「この人、ええかっこしいやな」って言ったんです。
ジョージ・マイケルは、ワム!の時代からけっこう好きな曲が多いのですが、いかんせんPVが…。
ええかっこしいというか、見せびらかしがひどすぎて見ちゃいられないの、けっこう多いんですよね。
これ、彼の性格なんでしょうか?
この曲だって珠玉の名バラードはなずなのですが、母の本質をつく一撃で台無しになっちゃった、っていう1曲です。
それゆえ、彼の曲を聞くときは、映像は省いた方がいいですね。
うちの母だって「この人、エエ声してんのになぁ…」って言ってました。
ちなみに『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ』のPVは、あの時はアイドルのような売り方をしていましたから、あれはあれでよかったんです。
この曲も3週1位でそろそろ交代の時期でした。
4~5年前だったらHall&oate&Oatesが次の1位でしたが、新進のR.Astleyでした。
時代の移ろいを感じます。
時代の移ろいといえば39位には8年ぶりのBozですね。
彼の作品ではなく大ヒットもしませんでしたが、一時は引退してPIER39でレストランをやっているという情報もあったので、復活はうれしかったです。
何と言っても70年代後半は一番オシャレなアーティストでしたからね。
なるほど、「ええかっこしい」ですか、そういえば、PVは見ていて恥ずかしくなるようなところはありますが、この曲は、それを上回る素晴らしいバラードではありました。
8年ぶりのボズ・スキャッグス、いい曲でしたよね。もっとヒットしても良かったのに。この曲、たぶんボズ自身の作の曲ですよ、共作者にはBobby Caldwellも入っていました。もしかすると記事に載せるかもしれませんので、その時に。
私はこちらのお疲れのみなさんに癒しを、みたいな雰囲気が良かったです。
ワンモートライはジョージの主張が強すぎな気がするのと、Aメロがあんまり入ってこなかったんですよね。そりゃホージュー、タヂユウーーーーベィ、は耳に残る強いフレーズだったのですけどね。
しかしこの頃は3週のNo.1でも難しい時代でありましたな。そこはやっぱりスゴいですね。