横山秀夫の『64(ロクヨン)』を読んだ。上下巻あわせて800頁弱の長篇ミステリー。
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いわゆる警察モノのミステリー小説。主人公は警察の広報官で、警察発表に関して記者クラブと警察本体の間で苦悩するさまを描く。が、本筋は”64(ロクヨン)”と呼ばれる14年前に起こった未解決少女誘拐殺害事件。迷宮入りの事件だが、なぜかこの事件に焦点があてられ、さらにこの事件を模倣したと思われる誘拐事件が発生して・・・。
どんな展開が待っているのか全く読めずに、どこに連れていかれるのだろうと思って読み進めていたのだが・・・、驚愕の展開にグイグイ引き込まれて一気に読了。いやー、読み応えあり。これは面白い!以下ネタバレを含むので未読の方は読まないように。
現在進行中の誘拐事件の犯人が14年前の誘拐事件の被害者遺族で、14年前の犯人を特定して、14年前の犯人の子供を誘拐と見せかけて事件化するとは・・・。いや、こんな展開が待っているとはホントにびっくりだ。
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