東野圭吾の『ラプラスの魔女』を読んだ。人気作家の描くミステリー。
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地方の温泉地で硫化水素中毒による死亡事故が起こる。また別の温泉地でも同様の事故が発生。一人の刑事と地球科学専門の大学教授がこれらの事故に疑念を抱いて調べていくと・・・。
さすがに人気作家の作品で、強引な展開ながらまずまず楽しく読める。以下ネタバレを含むので未読の方は読まないように。
脳神経再生手術によって特殊な才能をもった人間が生まれるという突飛な展開にはちとついていけない。さらに彼が、どこからどう見ても事故にしか見えない殺人をするっていうのはどうよ。おまけに彼の父親の甘粕才生の思考にもついていけずに、違和感だけが残った印象だ。
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