三浦綾子の『氷点』を読んだ。上下巻あわせて700頁超の長篇作品。
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辻口家の3歳の娘ルリ子が殺害され、犯人は自死する。医者の辻口啓造は、女の子の養子を希望する妻の夏枝のために、犯人の子である陽子を養女としてもらってくる・・・。
啓造、夏枝、長男の徹、陽子の4人の視点が入れ替わりながら話が進んでいく。50年以上前の作品で、やや古さは感じるが当時のベストセラーらしい。「人間の原罪」がテーマとのことだが、ややドロドロした内容のお話で、メロドラマをみている気分。それなりに面白く読み進めることができるのだが・・・。続編があるみたいなのだが、読んでみたいと思うほどではないなぁ。
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