梓崎優の『叫びと祈り』を読んだ。
|
5篇の短編を収めた連作短篇集の体裁。舞台はアフリカの砂漠だったり、スペインの田舎町だったり、ロシアの教会だったりブラジルのアマゾンだったりと海外。いずれもミステリー仕立てで、最終話の「祈り」以外はどのお話しも殺人事件が起こって、主人公的な斉木が謎を解く展開。
ミステリー業界では評価の高い作品みたいなので読んでみたのだが、わたし全然面白いと思わなかった。謎解きは唐突な印象があってなんだかなぁ・・・。いずれも暗いお話しで、さらに重苦しい文体は読みやすくなく、まったく楽しめなかったよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます