上橋菜穂子の『鹿の王』を読んだ。4巻あわせて1200頁超の超長編作品で本屋大賞受賞作。
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架空の世界を描く物語。架空の動物がたくさん出てくるわたしの好みの物語だが、全編やや暗めの展開がちと残念。
主人公的存在は二人いて、一人は元戦士で奴隷になっていた男で、致死率の高い感染症に感染しながら生き延びる。もう一人は助けられる命は助けたいと努める医師。この二人が邂逅する。ミステリー要素もあって、さすがに本屋大賞受賞作で読み応えあり。感染症について描く作品でコロナ禍のいま読むべき作品だ、いい時期に読んだなぁと思う。
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