梶尾真治の『美亜へ贈る真珠』を読んだ。サブタイトルに「短編傑作選〈ロマンチック篇〉」とある。
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わたしが読んだのは上記と違ってちと古く7篇の作品が収録されたもの。今では中古でしか買えないようなので、リンクは新しい方にしておく。サブタイトル通りのラブストーリーばかりの短編集なのだが、全てがSF仕立て。かなり前の作品でやや古くさい印象の作品もある。収録されているのは表題作「美亜へ贈る真珠」と「詩帆が去る夏」、「梨湖という虚像」、「玲子の箱宇宙」、「”ヒト”はかつて尼那を・・・」、「時尼に関する覚え書」、「江里の”時”の時」の7篇。すべてのタイトルに物語に出てくる女性の名前がついていて、どれも切ないおはなし。注目は「時尼に関する覚え書」で、以前読んだ『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は設定が酷似しているので、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は「時尼に関する覚え書」のパクリだという声も聞いているが、確かに設定は似ている。読み比べてもいいかな。
キャピタルゲインを得て売却する予定だったアークランドサービスHD(3085)。株価低迷で不本意ながら権利をとったのが6月末。
株主優待券が送られてきた。なぜか1枚550円。しかも本来20枚来るべきところが10枚という失態。残り10枚は後日届くらしいのだが・・・。せっかくなのでしっかり使わせていただこうと思う。かつやはけっこう好きだしねぇ。ただ、かつやにはアルコールメニュがないのが残念だなぁ。
藤沢周平の『蝉しぐれ』を読んだ。
舞台は江戸時代、架空の海坂藩、少年藩士の成長と儚い恋の行方を連作短編集の態で描く作品。主人公が、降りかかる幾多の困難を乗り越えていく様を、美しい情景描写とともに瑞々しく描いていく。これは面白い!!あまりの面白さに眠れず一気に読了。清々しい読後感もイイ。読まないともったいない作品だ。
湊かなえの『ポイズンドーター・ホーリーマザー』を読んだ。
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「マイディアレスト」、「ベストフレンド」、「罪深き女」、「優しい人」、「ポイズンドーター」、「ホリーマザー」の6作品からなる短篇集。表題作の「ポイズンドーター」と「ホリーマザー」は連作。
一つの出来事でも、みる人によって全く違う印象を与えることを、母と娘の確執を中心に描く作品。もちろん湊かなえなのでハッピーエンドはないが、どの作品も驚きのラストが待っていて楽しく読める。わたしは「罪深き女」が好みかなぁ。
9月4日(水)
午後に宇多津をあとにして、電車で家に向かった。途中姫路で夕食をとるつもりで下車。まったく予定していなかったのだが、前々日に行った魚路に行ってみるとちょうどオープンの時間で、なんとか席を確保できたので入店。
ファサードは前回に撮ったもの。
自分でもまさか連チャンで行くとは思っていなかったのでビックリ。なかなか行ける場所じゃないのでまぁいいか。
まずは生ビールでスタート。
あて三種盛り390円は前回と同じ五種、やはりおいしくて、速攻で生ビールをおかわり。
子エビの唐揚げ480円も美味しい!
どうせ飲むのでお酒は二合を注文。
お寿司はこの日は上にぎりセット1,150円をいただいた。 中トロ、ハマチ、鯛、特上うなぎ、蒸し大海老、サーモン大トロ、生タコ、大ツブ貝、玉子の9貫。
さらにお寿司を3貫追加、紋甲イカ、ほたて、ヒラメのえんがわ。
〆て4,200円くらいだったかなぁ。美味しいお寿司やあてをしっかりいただいて、お酒もしっかり呑んで満足。ホントに近所にほしいお店だ。姫路に行くときはまた立ち寄りたいお店だ。
9月4日(水)
瀬戸大橋記念館をあとにすると、すぐ近くにある香川県立東山魁夷せとうち美術館へ。
名前の通り東山魁夷の作品のみを展示する美術館。
かなり小さな美術館で、展示作品数も少ないが東山魁夷の世界を楽しめる。版画作品が多い印象。入館は300円。
讃岐うどん遍路の旅はこれで終了。このあと宇多津でレンタカーを返却して、電車で香川県をあとにする。