「鈴木牛後さんの角川俳句賞受賞式」
この受賞は快挙である。俳句界にとってもセンセーショナルな登場だけど、酪農家の方々にとっても大きな明るいニュースだと思う。天声人語にずらり並んだ牛の句に、どれほど皆さん励まされただろう。私は牛後さんの雪の句も大好き。初雪、根雪、雪かき、雪卸し、雪解けなど、雪の季語を心ゆくまで味わえ、春遠し、暖かし、などの句にも、雪国に生きる喜びを共感できる。昨夜、牛前さん(牛後さんの奧様)に、「山梨豪雪の時、私とニックは我が家の犬一匹さえ自力で守れなかった。なのに牛後さんたちは70頭の牛を守ってすごい。」と言ったら、「私は昔から農家に憧れていたんです。」と牛前さんがおっしゃった。ああ夢が叶ったんだなあ。牧場の日々の暮しの事などをもっともっとお聞きしてみたいなあ。授賞式に出て、こんな素敵な女性に出会えてよかった。
「サラッとかっこいいこと」
ある俳人の方に、「代表句は何ですか?」と聞かれ、「まだ出来てません。」と正直に答えた。その方は代表句をさらっと言われた。むっちゃ可愛い句やった。別の俳人の方も躊躇なく、さらっと言われた。それが意外な句であった。めちゃかっこええ。私も今年は代表句をさらっと言えるようにするぞ、と決心した。
季語「花の内」は、大正月の「松の内」に対して、小正月から月末までを言う。
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