もう一つ。
季語の力について、最近俳句を始めた友人と話したこと。
季語は、制約ではなく武器とはよく言われること。季語なしの17文字ではあまりに情報量が足りない。季語を一つ置けば、頭の中で映画が作れる。場面や歴史が自動的に決まる。あとは主人公をそこに入れるだけ。こんな季語の力を知るのは今のところ日本人だけだと思う。
例えば、うちの俳句の英訳の中の、dewy mountainという措辞を見て、ニックが、わあお!なんて素晴らしい言葉を君は詠めるんだ!と激ホメしてたけど、こりゃただ「山滴る」という季語を英訳しただけよ。季語だよ季語。外国人が俳句をすごいと思うのは、主に季語の豊かさに感動しておるのよ。
こんな季語、使わない手は無いよね!
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朗善
あき:お
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