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ミセスローゼンの上人坂日記

床軋む展覧会の暑さかな

私はこんな所に居ます。 そしてこんな所にも。この写真で正解が出る人は行った事がある人だけですね。



正解は、岐阜現代美術館と、関市立篠田桃紅美術空間です。篠田桃紅さんのお名前は、黒田杏子先生の『花下草上』の句集の表紙を見て初めて知りました。





篠田桃紅さんは、私が生まれる前の1956年にニューヨークへ渡り、書や抽象画で世界に知られるようになったアーティスト。





山中湖にも夏のアトリエを構え、日がな富士を見ておられたと書かれています。富士山についての次の文章を読んだ後、私の頭の中の詩の妖精が「行かねばなるまい。」と杉山久子の声で囁きました。



ダメ押しのようなこの一文。ニューヨークを心の故郷と思う私には、コロナの不安があっても、実物の書と画を見に行くに十分な動機となりました。



ニューヨークに住んでいた頃、ホイットニー美術館のこの絵にハマって、何度も観に行きました。道に伸びる影の青さは、実物を見るまでは分かりませんでした。富士山と絵だけは実物を見るしか無いのです。



句誌「藍生」に篠田桃紅特集を組んで下さったお陰様で、本物の桃紅作品を間近に見て、句を詠む機会を得ました。有名な岐阜の暑さも、梅雨の晴れ間に体験できました。さあこれから更に句作です。








コメント一覧

朗善千津
更紗さん
更紗さんのお陰で、宇和島の皆様にもニックの事を少し知って頂く機会を頂けました。コロナが明けたら、元気の出るようなコンサートを又愛媛でも出来たら嬉しいです。
小野更紗
篠田桃紅作品、断片的にしか知らないのでいつか展覧会に行きたいものです。

『つなぐ』夏号、今日届きました。巻頭エッセイ素晴らしかったです。
お母さま、人気者でいらしたのですね。寝る前のお話や数え歌もしてくださって。じ~ん。。。
白夜のサーモン料理も美味しそう。

『食卓で読む 一句、二句。 - お腹がぐぅ~と鳴る、17音の物語 』もあちこちの食べ物の話が満載で、なんと彩り豊かな人生と(なかなか大変な面もありそうですが。。。)。
楽しませて頂きました。
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