一個はすぐ切って熟れ具合を見た。今食べ頃に差し掛かったところ。私は桃やメロンはこれくらいが一番好き。甘い所とまだ固いところが混在するやうな。
しかし五個もある! メロン五個一度に貰ったのは我が人生最初で最後であろう。
ニックの生徒さんが、英国王立アカデミーに合格した! ニックの友人ラファエル・ウォルフィッシュに師事する事になった。彼の御母上は、アウシュビッツの女性弦楽アンサンブルでチェロを弾いて、サバイブした方。彼の奥様は今年のテレマン賞に輝いたバロックの素晴らしいバイオリニスト。これ以上の環境は無い。生徒さんの将来に幸あれと心の底から願う。このメロンはその嬉しさを噛みしめている。
毎日4分の一ずつ二人で食べていけば食べ終わる頃に完璧に熟れ切るであろう。ところが、ニックは熟れ熟れメロンが好きなので、切っていない四個は断食のあとまで保留と決まった! ふう。
結婚は忍耐。私がホラー大賞にかかりきりの間、ニックの相手を全くしなかった。ユダヤ新年以降はニックと一緒に過ごそう。明日の断食も共にしようと決めていたので、メロンもお預けとなった。明日の日没から明後日の日没までヨムキッパーの断食です! 一年は早いなあ。