サッカーと恋愛の共通項

　僕が言えた義理ではありませんが、恋愛というのはサッカーと似通った部分があると
感じます。

　昨今メディアは「草食」「肉食」と、男性をおおまかに２種類に分類していますが、
前者に対しては

　「恋愛に疎い」

　という意味合いが含まれているはずです。

　それは僕もそうなのですが、だからこそ女性に対して身構えて、サッカーで言えばライン
を下げてしまう形になるのです。

　良い言い方をすれば相手の話を聞く姿勢ですが、単に意気地無しなだけですね。

　もし自分が意中の女性を振り向かせたいならば

　１・会話が弾むように相槌に気を使う　（ラインを上げる）
　２・相手の髪型や服装を褒める　（クロスを挙げる）
　３・もし好感触ならば、連絡先を交換し後日の約束を取り付ける　（ポストプレイ）

　そしてデートしてみる　（シュートを放つ）

　というプロセスが不可欠でしょうし、実際サッカーでは放ったシュートが相手ＤＦの体
に当たり、軌道が変わってゴール！

　という場面が多くあります。

　やはり、シュートを打たない限りゴールは生まれません。

　僕のように成功例に乏しい人間はどうしても身構えて、言い換えればゴール前にへばりつ
いてしまう形になります。

　でも、ゴール前に陣取っているだけの方が、選手にとっては集中力を維持するほうが大変
ですよね。

　相手陣内で攻めている方が、失点のリスクを回避できますし、ファンも当然喜びます。

　恋愛におけるファン、即ち両親や友人たちから祝福されるには、やはり果敢に行動しな
いといけないことを、３６歳の今非常に痛感しています。

ふいに感じる恐ろしさ

　たまにこういう考えが頭に浮かび、空恐ろしくなる時があります。

　「ある日突然サッカーに関心が無くなったならどうしよう？」

　今までサッカーに関してどれくらいのお金を費やしてきたのか、自分でもわかりかねます
が、今まで購入してきた様々なグッズの量を思うと、相当な金額でしょうね。

　サッカーに関心が無くなれば、

　１・お金を別のことに費やせる
　２・部屋の本棚の整理が進む

　など、メリットが無いわけではありません。

　パルセイロのスタジアム問題や日本代表のワールドカップ予選などで、気を揉む必要
もありません。

　病気を覚悟の上で、真冬と真夏に観戦に出かける機会も消滅しますし。

　でも、サッカーを諦めた瞬間、きっと僕の生活は

　「味気ない」

　物になるでしょうし、やっぱり捨てる事はありません。

　サッカーの情報を集める事、お金を費やす事は今後も続きますし、他のコストをカット
することで資金を賄えば良いと思います。

　近い将来海外に旅行して、現地のホテルやレストランの従業員とお互いの国のサッカー
の話ができたなら、その時はつくづく

　「サッカー好きで良かった。」

　と思う気がします。