塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

リバプール、英雄と決別(2)

2012-05-17 02:18:00 | 日記
 ジェラードとリバプールは文字通り

 「運命共同体」

 で、ジェラードのコンディションが、クラブの成績に直結することは問題視されるべき
でしょう。

 ウリエの時代からダルグリッシュまで、全ての指揮官が彼を戦術の中心に添えてきた事
は、いかにジェラードの選手としての質が高いかを物語っています。

 その一方で能力が高すぎるからこそ

 「センター・ハーフとトップ下、どちらで起用すべきか」
 「ランパードとの共存か可能か」

 という論議を生んだことも事実です。

 本当の強豪というのは、時に個の力に依存しながらも、特定の選手に頼らないサッカー
を心がけます。

 先日お話したように、サンティ・カソルラという攻守の要をひとり失っただけで、2部
に降格したビジャレアルは、その判例の見本と言えます。

 リバプール最大の問題は、監督の任命ではなくむしろ

 「ジェラードに頼り続けてきたこと」

 が問題だったと考えます。

 しかしジェラードと同様の能力を持つ選手など、イングランドはおろか世界中見渡して
も存在しません。

 従ってジェラードを4-2-3-1の3で起用するならば、「2」の位置で彼と同じ仕
事ができる選手を獲得すべきです。

 ベニテス時代、少なくともシャビ・アロンソというもうひとりのプレイ・メイカーがい
ましたね。

 同様の事を取り入れたらどうでしょうか。
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リバプール、英雄と決別

2012-05-17 02:08:31 | 日記
 カーリングカップ。

 6シーズン振りに得た歓喜のチャンスも、リーグカップだけでは保証書とならなかった
形になります。

 リバプールが

 「キング・ケニー」

 こと、ダルグリッシュの解任を発表しましたが、クラブの生きる伝説を反故にすること
は、「コップ」の大きな反発を招く可能性を秘めています。

 それでもリバプール首脳陣は、

 1・2季続けてのリーグ8位
 2・チャンピオンズ・リーグはおろか、ヨーロッパリーグの出場すらままならない

 という近年の低迷を、新たな指揮官と共に覆すという意味合いを、この解任劇に含めて
いると思います。

 アディダスが今季でサプライヤーを降りるのは、リバプールが今強豪から「古豪」に
変貌していると察したからかもしれません。

 部外者の僕が意見するのは憚れますが、補強は3点あると思います

 1・最終ラインのテコいれ
 2・ジェラードと同じ仕事が出来る選手
 3・スアレスのサポート役

 特に「3」は不可欠のミッションでしょう。

 どうやらアンディ・キャロルとスアレスは、互いの補完性に欠けるようです。

 つまり、1+1が2以上の結果をもたらすことがなく、加えてカイトの運動量と得点力
に、若干かげりが見え始めてきたという声もあります。

 キャロルの獲得には49億円という破格の金額を費やしているため、トレードしずらい状況
でもあります。

 ダルグリッシュはパスワークを前提に展開を進めましたが、新指揮官がより縦に速いサッカー
を推進すれば、キャロルは活かせると思いますが、その時スアレスがどう感じるかは、正直
疑問ですが。
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