塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

レアル、ドログバに食指

2012-05-30 16:03:59 | 日記
 前回、僕はリケルメと彼が慕う指揮官3人のお話をしました。

 レアル・マドリーがチェルシーとの契約が切れるドログバの獲得に動き始めていると
いう報道を聞くと、改めて

 「恩師と愛弟子」

 の深さが感じ取れます。

 ドログバの代理人は34歳という彼の年齢を考慮し、最低でも2年の契約を結ぶ予定
です。

 ドログバからすれば、友人であるアネルカと中国で再会するよりも、自分に対して
一流とは何かを教えてくれた指揮官と再び戦う方が似合っていると思います。

 モウリーニョもドログバを迎え入れることは、やぶさかではないでしょう。

 ベンゼマはともかく、イグアインの去就はどこか不透明な点がありますし、昨年レンタル
でアデバヨールを獲得したのは、最前線に

 「高さとポストプレイ」

 が不足していた為でした。

 ドログバはこのニーズに合致します。

 カカはイグアイン同様レアル残留を希望していますが、彼もまたパリでアンチェロッティ
と再会するかもしれません。

 パリ・サンジェルマンは来季のリーグ優勝が半ば義務の形ですし、マルセイユ、リヨンが
不調の今は最大のチャンスでもあるからです。
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激闘が続く欧州サッカー

2012-05-30 02:25:11 | 日記
 「欧州選手権とワールドカップ予選が以前よりも激化したのは、ロシアとユーゴ連邦
  が解体され、多くの独立国家が誕生した為だ。」

 という声をしばし聞きます。

 僕もそのとおりだと思います。

 少なくとも今夏の欧州選手権は、その独立国家のひとつがホストとなるわけですから、
その影響は非常に大きいですね。

 僕は今中央公論文庫から発売された

 「東欧の旅雑学ノート」

 を読んでいます。

 著者がエッセイストで知られる玉村豊男氏ですが、氏が旅した1979年には当然西ド
イツと東ドイツが存在します。

 9ページには当時の地図が掲載されているのですが、

 「チェコスロバキア」
 「ユーゴスラビア」

 と記されており、ポーランドを西に進むとそこはウクライナではなくソビエト連邦なん
ですね。

 過去30年に起きた動乱、民族紛争の大きさをつくづく感じさせます。

 ちなみにかつてはアジア地区に在籍していたカザフスタンですが、今はご存知のように
欧州地区に入ります。

 「競争の激しい欧州よりも、アジアに留まったほうがずっとワールドカップが近いのに。」

 と呟いた方がいましたが、確かにその通りですね。

 しかしカザフスタンの方からすると、アジアか欧州かはサッカーでは語れない文脈の話
なのでしょう。
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