塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

つなぎが人気を博した好例

2020-07-05 17:05:55 | 日記
 TBSは火曜日22時からの新作ドラマ「私の家政婦ナギサさんのつなぎの一環として

 「逃げるは恥だが役には立つ」

 を放送し、その反響の大きさに伴い、本日と昨日併せて4話を一気に放送しました。

 僕は昨日勤務、今日は非番ということで視聴できましたが、勤務しながら一般企業が勤め先ならばなあ、と思った次第です。

 つなぎが盛り上がるというのは、制作サイドからすれば心情複雑だとは思います。

 バルセロナがキケ・セティエンと別れようとしているのは、やはり彼が今季途中就任で切りやすいという事例だからでしょうし、バイエルンとは真逆の形となりました。

 僕はこのドラマを今季の再放送枠で初めて視聴しました。

 主人公の津崎とみくりは、どちらも僕の心情に近い描き方がされていると実感したものです。

 同時に僕は苦笑いしながら

 「僕をモリヒコさんと呼ぶ女性は、生涯登場しないだろうな」
 「恋人つなぎか、まあこれも無いわな」
 「モリヒコさんが好きです、言われたことなかったわ」

 と自分で自分に語り掛けていましたね。

 バイエルンが来季もフリックに指揮官をゆだねる、バルサが監督交代を目指す、僕が常にひとりぼっちなのは個人の意思や利害関係もありますが、その根底には

 「信頼能力」

 があり、例えばセティエンはバルセロナでなければ、よりよい間柄をクラブと築く可能性があったと思います。

 もし僕が津崎とみくりのように抱きしめあう瞬間が訪れるならば

 「ああ、僕は今体臭や髭剃りの後はどうだろうか」
 「どうして彼女は僕を抱きしめているのだろうか」

 と高揚感よりも漠然とした不安で一杯でしょうね。

 それだけ信任と言うのは大切な要素のように思えます。
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他人様の内面を深くえぐること

2020-07-05 16:53:33 | 日記
 野球では投手が打者の内角に思い切って投げる場面があります。

 ただ、当たれば死球となり塁に出してしまう危険性もありますし、下手をすれば当てた故障個所が原因で、打者が選手生命を失うかもしれません。

 それは打者が売ったバットが折れて、不幸なことに投手に当たった、打球がピッチャー返しとなり痛烈に当たった、と言う場合もありますから、もちつもたれるかもしれませんが。

 僕が今、野球の例を出したのは

 「深く相手をえぐることは、相手の心理状態を圧迫する」

 という例えを出したかったためです。

 山梨学院大学在籍時、僕はまあ怠けもので大学図書館を利用することも、法学部に在籍していながら裁判を傍聴するなど、勉学に力を注がないまま4年を過ごし手現在に至っています。

 僕が体たらくな時間を過ごしてしまった
 僕がもっと本を読み、資料を集め郊外活動をしていたら

 と、今良く思うんですね。

 僕自身がそう思うのは自分で「「自分」を自己批判しているわけですから納得がいきます。

 でも両親が

 「あのころ、もっとしっかり勉強していれば」
 「良い会社に入社して、今頃は妻がいて子供がいたのにな」

 というと、心は本当にはちきれそうで、過去はやはり消せない代物なのだ、という事実が心をえぐり、つきささります。

 僕はこれまで両親から

 「お前にそんなことが出来るだか」

 と可能性すら認知されてきませんでしたし、そのたびに僕は自分が不甲斐ないのだなと実感しています。

 ジャンルイジ・ブフォンはレフ・ヤシンを凌駕し、史上最高のGKと言えるでしょう。

 レアルの関係者がイケル・カシジャスを
 イングランド代表ならばゴードン・バンクスを

 推挙するのは当たりまえだと思いますが、ブフォンの名はそれだけ知れ渡っています。

 彼はワールドカップの優勝を経験している一方、チャンピオンズ・リーグの優勝はいまだに未経験です。

 同時に彼はデルピエロやネドベドなど、同時期に在籍したユヴェントスの選手が引退した中で、ただ一人、セリエBを戦った記憶をとどめている選手です。

 彼にB時代を回想してもらうことは、心をえぐる事でしょうし、B落ちした理由は選手の過ちではありませんからね。

 それでも欧州制覇とB落ち、1年でパリからトリノへの出戻りなど、ブフォンは背負う必要のない重圧を背負いながら、今日も生きているのです。
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空間認識能力に長けた存在

2020-07-05 10:53:02 | 日記
 2010年ワールドカップ日本代表監督岡田武史。

 岡田氏によると、遠藤保仁の持つ空間認識能力は素晴らしく、まるでテレビを見ているかのように、状況を俯瞰して考えることができると言います。

 遠藤はガンバ大阪だけに在籍してきたわけではなく、横浜フリューゲルスと京都パープルサンガ(当時のクラブ名)にも在籍経験を持ちます。

 ただ、既に遠藤と言えばガンバ、ガンバと言えば遠藤、という構図は成り立っており、引退してもその結びつきは途絶えないでしょうね。

 アル・サッドで指揮官として歩み始めたチャビ・エルナンデス
 その彼を重用し、シティで辣腕を振るうグアルディオラ

 この両者も遠藤同様に、「空間認識能力」に長けた現役生活を送っていました。

 ならば、遠藤が将来指揮官としてガンバに帰還し、その空間認識能力で選手たちが自分でも知らないような自分の未知なる能力に気づく、そんな行為が可能ではないか。

 そう想像してみました。

 グアルディオラはバルセロナBで研鑽を積む前に、現役時代にメキシコやイタリアでスペインとは異なるサッカーの価値観を体感していました。

 ローマではドーピング問題に揺れるも、ブレシアでは

 「ロベルト・バッジョとの出会いは素敵だったよ」

 と語るように、イタリアの至宝との出会いがありました。

 また、シティで副官となったマヌエル・リージョを尋ねて学ぶなど、グアルディオラは既に指揮官として自分はどう振る舞うべきかを、選手時代の後半に考えていたわけですね。

 それは今チャビがアル・サッドにおいて

 選手たち一人一人に、どう声をかけ振る舞うべきか
 カタールの気候や価値観における練習方法をどう考えるべきか

 など、毎日頭を絞りながら奮闘していることも同様です。

 遠藤ほど素晴らしい選手ならば、サッカー協会も迎えいれるかもしれません。

 ただファンの多くが、将来は指揮官として吹田スタジアムに戻ってきて欲しいと願うのではないでしょうか。

 同時に末永く、選手として活躍してほしいと願いながら。
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お別れは盛大にすべきか、それともひっそりと行うべきか

2020-07-05 10:38:40 | 日記
 今朝の信濃毎日新聞に、チェコ代表のミラン・バロシュが引退したという小さな記事が載りました。

 2004年欧州選手権得点王
 リバプール、リヨンなどに在籍

 という経歴を持つバロシュ。

 2000年代のチェコ代表は指揮官カレル・ブリュックナーの下、トマシュ・ロシツキーにヤン・コレルなど、バロシュ以外にも攻撃の駒が豊富で一時代を築きましたね。

 守備の選手ですとヤンクロフスキを思い出します。

 2004年には日本代表とも対戦したチェコ代表、しかし僕が今記そうと考えているのはチェコ代表の事ではありません。

 どんな名手でも、ひっそりと移籍や引退してゆく選手がいる一方、クラブがファンと同僚にお別れの舞台を整える選手もいます。

 アンドレア・ピルロはもしかすれば、イタリア代表史上で最も影響力を持った選手かもしれません。

 古くはジュゼッペ・メアッツアの時代から、イタリアは強固な守備と特徴としながらも、世界有数の攻撃力も維持してきました。

 園代表例がパオロ・ロッシであり、ジジ・リーヴァなのでしょうが、ピルロはその攻撃の選手たちに素晴らしいパスを常に提供してきました。

 もし彼がイタリアに留まっていれば、引退の際は盛大な形でセレモニーが行われたに違いありません。

 しかし彼は、ニューヨーク・シティでひっそりと引退し、最後のホームゲームは大リーグでもっとも知られる球場の一つである、ヤンキー・スタジアムでした。

 現在カタールで指揮官として研鑽を積むチャビ・エルナンデス。

 彼がバルセロナを離れ、アル・サッドで現役を続ける旨を伝えると、クラブは会見を設けて彼の功績に大きな敬意を払いました。

 チャビが将来、指揮官として復帰する案件はすでに既成事実となりつつありますが、それだけバルセロナというクラブと土地に結び付いている、という意味合いでもありますね。

 僕はこれまで幾つか職場をやめてきましたが、その場合はピルロの例に相当し、現在の職場で同様の事が起きても「同様」の形でいなくなるでしょう。
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