塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ブラジルでハポネスという単語が持つ意味合い

2020-07-07 20:10:09 | 日記
 ブラジルではかつて、サッカーがへたくそなことを「ハポネス」と呼びました。

 日本もワールドカップに出場し続けていますが、5度優勝のブラジルからすれば、まだまだ青二才なのでしょう。

 水島武蔵がサンパウロ、三浦知良がサントス、橋本幸一がコリンチャンスと契約した事例は、日系の方にとっても大きな驚きだったでしょうが、ワールドカップ本大会はまだ遠い世界でした。

 しかし、サッカーがへたくそと「ハポネス」と呼ぶようになったのはなぜでしょうか。

 極端な例ですが、僕たちが野球がへたくそな人間を「ブラジル人」、緑茶や寿司、清酒に代表される和食の素晴らしさをわからない人間を「ウルグアイ人」などと、人種を用いて揶揄することは無いと思うんですね。

 それは恐らく、過去に日本政府がおべんちゃらを用いてパラグアイやブラジルへの移民を募ったことが大きく関与しているように思います。

 「ブラジルやパラグアイは素晴らしいよ」
 「お腹いっぱいご飯が食べられるよ」

 という、今の特殊詐欺のような絶対にしてはならない方便で移住させた人たちは、開墾すら困難な場所へ寄せられ、本当に苦労して生活を守り抜きました。

 そんな彼らにとって、身近なスポーツはサッカーではなく野球であり、ブラジル人はそのことを奇妙に思ったのでしょう。

 同時に嫉妬もしたのではないでしょうか。

 日本人は与えられた過酷な条件に屈服せず、地道に汗を流し開墾を軌道に乗せます。

 また、日本からは青年海外協力隊のような派遣された地域で活躍する人物、トヨタのプリウス、ホンダのスーパーカブのように、価値観を一変させる製品も登場しました。

 「日本人にも苦手な物があってほしい」
 「俺たちが優位なことは何だろうか」

 その点を考慮したのが、サッカーが下手くそはハピネス、と言う単語に繋がったように思います。

 あくまで僕の想像の産物ですが、さすがに今はハポネスと言う言葉にある種の侮蔑的な意味合いは少なくなったのでないでしょうか。

 
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レオ・メッシに見られる熟成と言う言葉

2020-07-07 19:21:29 | 日記
 シングルモルトウヰスキーが好まれるのは、その多くに「10」「12」「16」など、樽で寝かせた熟成期間が記されているためです。

 バランタイン12年、17年、シーバスリーガル12年などブレンデッド・ウヰスキーにも熟成年数が記されています。

 これは核となる原酒が12年、17年寝かせたものを利用していると聞きました。

 一番有名なのが「ジョニー・ウオーカー12年」通称黒ラベルになりますね。

 バーボンは〇年トいう表記が多くなく、ワイルド・ターキーに8年がありますが、これは本当に美味しいですよ。

 基本となるジム・ビームの白札は4年熟成らしく、ジム・ビームのプレミアム・バーボンのノブ・クリークは9年熟成になります。

 樽の中で寝かせれば寝かせるほど、琥珀色は濃くなり味わいと香りがましますから、比例して小売り価格も高くなります。

 レオ・メッシがティエリ・アンリやデコ、ロナウジーニョに揉まれ時にからかわれながら、サッカーの「いろは」を学び始めたころ、ウヰスキーにたとえると丁度樽に詰められたころなのでしょう。

 遠藤保仁を見出したカルロス・レシャック

 この特大の才能をいち早く見出した彼は、レオ・メッシという別の特大な才能を見出し、そしてじっくりと手間をかけて育てようとします。

 ウヰスキーでいえばブレンダーのような存在でしょうか。

 そして主力が去り、グアルディオラがイブラヒモビッチではなく攻撃の軸をメッシにゆだねようとし、諍いが勃発したころからメッシの本格的な熟成が始まります。

 僕は年代表記のあるシングルモルトで購入経験があるのは、実はタリスカーの10年しかなく、グレンリベットやラフロイグ、ラガブーリンなどは店頭で確認したにすぎません。

 ただ、10年であれだけのコクがあるのですから、これ以上の熟成期間を経たシングルモルトは絶品でしょうね。

 それは絶え間のない努力を続けてきたレオ・メッシの技術を存在に似ている気がします。

 バルサの街、気候と風土、ファンからの敬愛が彼を育てたわけですから。
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価格が上昇する理由は何だろうか

2020-07-07 19:04:10 | 日記
 今世界中で愛飲されているウヰスキー。

 台湾やフランスでも蒸留所が稼働していますが、ウイスキーは基本5大ウヰスキーと呼ばれる形が基本です。

 それらはアメリカのバーボン、日本のジャパニーズ、カナダのカナディアン、アイルランドのアイリッシュ、そしてスコットランドのスコッチになりまして、その中にシングルモルトやシングルグレーン、ライ・ウヰスキーなど、多くの種類があります。

 サッカーではスペイン、イングランド、ドイツ、フランスそしてイタリアが便宜的に

 「5大リーグ」

 と呼ばれますが、ウヰスキーもこの5種は特別なんですね。

 僕は今、バーボン・ウヰスキーを好んで愛飲していますが、それは価格が一定しているからです。

 今、日本のウヰスキーが桁外れに高い価格で売買されているように、ある種のステイタスや投機目的が残念ながら目立つようになってきました。

 サッカーでも日本人選手の市場価値が上昇している、それは凄い事なのですが選手の両肩にのしかかる重圧は、日々重くなっています。

 今ウヰスキーファンが、基本となるスコッチやスコットランドのシングルモルトに回帰しているのも、価格が安定しプレミア価格で「現行品」が売買しない点に好感を抱いているためです。

 僕が今目を付けているバーボンは

 ジム・ビーム系列の「ジム・ビームアップル」
 ジム・ビーム系列の「ノブ・クリーク・シングルバレル」
 ジム・ビーム系列の「ブッカーズ」
 メーカーズ・マークの「カスク・ストレングス」
 ジャック・ダニエル系列の「テネシー・ハニー」

 などですが、日本市場ではバーボンよりもスコッチの方が多く扱いがあり、どうやらこれらの多くは店頭在庫で仕入れを終えてしまうようです。

 価格に一喜一憂するのはサッカーでも実生活でも一緒ですが、意味のない価格のつり上げが減少してゆくと嬉しいですよね。

 コロナの影響でも、サッカーにおけるインフレは変化しそうにありませんから。
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