塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーを愛でること

2009-11-25 01:27:09 | 日記
 僕の父は仕事の都合で僕がサッカー観戦できないとき、携帯メールで情報を送ってくれます。内容は日本代表の試合や選手選考、僕の好きな長野パルセイロの試合結果などですが、松本山雅の試合速報も送ってくるんですね。
 当然父に悪気はありません。僕の為に必要であろう情報を送ってくれているだけですから。サッカーが好きだからパルセイロと同様、山雅の情報も必要だろうと父は思っているわけです。
 僕はそのメールを見て苦笑いしているのですが、僕の父のように野球の世代は、サッカーのような「地域」と言う言葉よりも、「全国区」もしくは「県」という言葉が脳裏に浮ぶのでしょう。

 例えば長野県には野球の北信越リーグに所属する「信濃グランセローズ」というチームがあります。グランセローズは「県民球団」の形をとっているので、ファンクラブも県内の至る地域にありますし、ホームの試合は広い長野県をできるだけ片寄らないように、幾つかの球場で試合をしています。

 サッカーはそうではないですね。長野パルセイロは長野県に根ざすのではなく、長野市近辺のファンの生活を潤おすことが大前提です。つまりパルセイロの試合を観戦する事で、顔馴染ができたりスタジアムまでの散策が楽しくなる、クラブはクラブがある地域に根ざすことが最優先になります。
 だから松本山雅の情報を得ても面白くはないですね。今述べたように僕は彼らと関わりががありませんし、やはりパルセイロ最大の敵ですからね。

 僕は欧州や南米のように、ダービーのたびに暴動が起きたり、新聞やテレビが必要以上に煽る事は避けるべきだと思いますが、それでも純粋に競技として宿敵が競うことは、試合の質を高めるうえで最高の方法だと思います。

 長野県には他にも「上田ジェンシェン」「アンテローブ塩尻」といった北信越リーグに所属するクラブがあります。彼らはパルセイロほどの競争力がないため、1部と2部を行き来していますが、彼らだってJ1のステージに辿り着く可能性はあるわけです。

 サッカーを愛でることは、「忍耐」と同時に「夢」という言葉の重みを僕たちに教えてくれています。僕達ファンはサッカーと出会ったことに、改めて感謝しないといけません。
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J1のクラブ数18について

2009-11-24 01:21:43 | 日記
 僕は正直J1のチーム数18は多すぎると思います。14ないし16クラブでの運営が望ましい形だと思います。トップリーグは少数精鋭の形で競う必要がありますし、現状ではJ1のレベルに達していない選手も多数在籍していると思います。
 
 例えばアメリカ大リーグでは、リーグが球団を増やし拡張しすぎたため、リーグ全体のレベルが以前より下落傾向にあると言われています。そこで各球団は中南米やアジアにスカウトを派遣し、外国人選手を補強する事で、下落傾向に歯止めをかけようとしています。
 
 J1の現状を踏まえますと、アジア枠を含め大物外国人選手がやってくることは考えにくいですし、今季のオフも補強の多くは、日本人選手の売買に終始すると思います。
 ですからプロの基本である「互いに切磋琢磨しあう」ことを考えると、各クラブの猛反発にあうでしょうが、チーム数を減らし逆にJ2のチーム数を多くし、その下にJ3を作成するのが良いと思います。
 例えJ1のチーム数が減少したとして、選手の雇用が不安定になったとしても、J2ないしJ3と言うカテゴリーがあれば、選手の雇用の不安はなくなると思うのです。

 現在のJFLはJ3と呼んで差し支えのないくらい、熱戦が続いているといいます。
 中には「ホンダ」のように、アマチュアでいることを希望するクラブもありますから、かつてJSLがJリーグに移行した時のように、プロとして存続したいチームと、原稿維持を希望するチームを区分けして、リーグを再編成したらどうかと思います。

 今日本のプロサッカークラブ数は36です。つまりJ1とJ2のクラブの数はイコールです。今季終了後J2の数は更に多くなるでしょうが、J2のクラブは資金難に喘いでいるところが多いはずです。
 ですからJ3を創設することで、J2よりも運営規模の小さいクラブでも、プロクラブとして運営できるならば、手をこまねいている時間はないと思います。

 ただ下部に下がれば下がるほど、広告収入と入場料収入が低くなる為クラブ運営は難しくなります。しかしリーグをピラミッド化することは、Jリーグのレベルアップに欠かせない手段だと思いますし、検討の余地はあると思います。
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J133節の注目カード

2009-11-23 01:20:51 | 日記
 スケジュールのアヤというものはあるものですね。J1は次週の第33節で鹿島アントラーズとガンバ大阪の優勝を懸けた大一番と、柏レイソルと大宮アルディージャの残留争い2チームの、直接対決が行われます。

 僕が優勝を希望したエスパルスの優勝は消えてしまいました。恐らくアントラーズのリーグ3連覇が濃厚でしょうね。アントラーズ一番の強みは、選手が優勝を争う事に慣れている上、「アントラーズは常に優勝を争うチーム」と自覚している点にあります。
 
 ガンバも底力はありますが、土壇場でアントラーズをうっちゃることは、さすがに難しいと思います。西野監督はこうした時の起爆剤として播戸を信頼していたと思いますが、彼は来季からガンバを離れますので、ガンバには新しい交代のカードを用意する必要があります。

 一方の残留争いですが、まだアルディージャの方が精神的なゆとりがありますが、そのゆとりが慢心にならないよう注意する必要がありますね。
 レイソルの方はネルシーニョの指導の効果がでてきたのか、選手の表情が溌剌としてきました。エースのフランサにも生気が漲ってきました。

 次節のJ1は見逃せないふたつの直接対決がありますが、7位以内を狙えるチームは少しでも上位を狙って欲しいものです。
 先日も述べたように7位までのチームには賞金が支払われます。是非貪欲に戦って欲しいものです。
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サッカー本

2009-11-22 01:12:28 | 日記
 以前サッカーに関する書籍なら、ハードカバーにソフトカバー、新書から文庫まで古本、新刊関係なくよく読んでいたのですが、最近は購入頻度を抑えていました。本棚の問題もありましたが、何となく手にとる気がしなくなったんですね。
 
 でもこのブログを始めてから、またサッカー本を手にとる機会が多くなりました。本の場合、筆者の方が原稿を書き終えてから店頭に並ぶまでの都合上、タイムラグが生じることが欠点ですが、本はネットと違い何回も繰り返して読む事ができますし、書き込みやマーカーで線を引っ張る事もできます。
 最近は携帯で本をダウンロードし読む事ができるようですが、電池が終わってしまえばどうしようもありません。本は本になった時点で完成していますから、電池の残量も電話線も気にする必要がないことが大きな強みです。

 やはりプロの書き手が見たサッカーの目線は、僕達ファンの目線とは異なりますし、戦術論からクラブ運営、選手の自伝など様々なサッカー本が市場に出ています。
 昔はプロ野球の監督の采配が、ビジネスマンの参考書として支持を集めていましたが、サッカー監督に関する本も多く見られるようになりました。残念ながら日本の監督に関する本はまだ多くありませんが、例えばイビチャ・オシムに関する本が多いのは、彼のマネージメントだけでなく、彼の思考や生き方を参考にしたいと考えている人間が、それだけ多いということでしょう。

 サッカーを通じて人生を生きることは、悩みを抱えながら生きている今の僕たちにとって、大きな心の拠り所になりつつあるのかもしれませんん。
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日本にも良質なサッカー番組を(2)

2009-11-21 23:01:00 | 日記
先ほど僕は「良質なサッカー番組を」というタイトルでブログを作成しましたが、僕の考える良質とは、1・司会の方がころころと変らないこと。2・適切な日本語でサッカーを表現すること。にあります。これは僕の考える良質であって、皆さんが考える良質とは異なる面があるかもしれません。

 まず1・の司会者が変らないという点についてお話しします。
 かつてダイヤモンドサッカーが人気を得たのは、海外サッカーをファンに供給しただけでなく、金子勝彦と岡野俊一郎というふたりの名コンビが、視聴者からの信頼を勝ち得たからです。
 この例から番組の司会者は頻繁に変わらないほうが、番組を長持ちさせる原動力になると思います。
 ですから司会者を決めるに当たっては、長いスパンで司会を任せれらると同時に、謙虚で常に学ぶ姿勢を忘れない方を指名すべきだと思うのです。
 もしアシスタントをつけるなら、タレントやアナウンサーではなく、一般公募から選出すべきでしょうね。一般公募から番組で活躍する人間がでてきたならば、ファンの間で大きな話題になるでしょうし、応援心理も湧くと思います。

 2・適切なサッカーの表現を日本語で行う事はとても難しい。でもどう考えても不適切な表現が目につきますよね。
 僕自身もそうですが、FWの選手をFWと呼ぶべきか、それともストライカーと呼ぶべきか判別がつきませんし、特に「ボランチ」という言葉を、僕たちは無駄に消化しています。

 日本ではボランチと人括りにしている言葉を、イタリアでは選手の特徴に合わせて「インテルディトーレ」「クルソーレ」「インクルソーレ」「レジスタ」「ウニベルサーレ」と5つのカテゴリーで判別しています。つまり僕たちは選手の個性と特徴を無視し、ボランチと言う言葉の枠の中に、選手を無理やりはめ込んでいる形になります。

 サッカーは外来のスポーツの上世界中で親しまれていますから、各国それぞれポジションの呼び方が異なります。
 この例にならって日本語でポジションを当てはめていくなら、GKは「番人」、守備的MFは「用心棒」、FWを「武蔵」と呼んではどうでしょうか。でも全て日本語に当てはめる事は無理がありますから、ポジションの概念を無視し、ひとまとめにした呼称で呼ぶことだけは避けるべきでしょう。

 もし適切な日本語が無いのであれば、外来語をそのまま使えばいいと思います。ただ南米の実況に多く見られる得点シーンの「ゴール!!!」という絶叫だけは避けるべきでしょう。あの実況は南米の風土にマッチしていますが、日本の風景に馴染む事はないと思います。
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