塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ライー、パリで築かれた伝説

2021-04-28 20:34:49 | 日記
 今日は母の誕生日でして、勤務終わりに差し入れを買ってから帰宅しました。

 本格的なお祝いは、来月9日の母の日と合同で行うのですが、サッカー選手が派手に誕生日を祝う時があります。

 ネイマールがパリ・サンジェルマンに移籍後、派手に誕生祝賀会を開いて批判されたのは、お金の使い方が浪費と言う観点よりも
 
 「対戦相手を侮辱する行為が目立つ」
 「ネイマールの力が必要な試合の際に限って、彼はいつもいない」

 というファンの不満が見え隠れするためでしょうね。

 パリ・サンジェルマンを古くから知るファンは、ライーのように同じブラジル代表の背番号10が、難しい場面に遭遇しても逃げ出さずに、プロとして向き合い続けた事を知っているため。

 ではないでしょうか。

 ライーはサンパウロから移籍したのですが、サンパウロでは1992年、93年と2季連続でトヨタカップに優勝するという快挙を味わいます。

 しかし、この強行日程が彼にとって大きくのしかかります。

 気候、風土、限度、人びとの生活がまるで異なるパリでの暮らし
 何よりおよそ2年、体を休める時間すらなく、その蓄積された疲労が移籍に伴い一気に襲う
 招集された米国ワールドカップでも、優勝の一員となるものの出番が限られる

 という形で、ライーにとって90年代中期は、良い時期では決してなかったのです。

 しかし、パリでの日々に順応し、代表から外れることが結果的に彼のコンディションを元に戻す要因となり、1997年にはカップ・ウイナーズ・カップという、欧州タイトルをもたらします。

 近年ファンになった方は、当然カバーニ、イブラヒモビッチが忘れがたいでしょうが、ライーの存在感は両選手を超えるものではないでしょうか。

 ちなみにネイマールは今夏、バルセロナに復帰する可能性もあるようで、よくも悪くもマスメディアからすれば「記事」を執筆する際、頼りになる存在ではあると言えます。
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ネイマールは金メダル防衛に関心はあるか

2021-04-27 21:11:33 | 日記
 現状、東京五輪が開催されるかどうかは定かではなく、むしろ状況はより混沌としていると言えます。

 仮に無観客でも開催されたと仮定し、花形競技のひとつである男子サッカーの場合、目玉情報のひとつとして

 「ブラジル代表の連覇はあるか」
 「ネイマールはパリ・サンジェルマンから出場許可を得られるだろうか」
 「そもそも彼は、五輪に関心があるだろうか」

 という話があります。

 1930年から始まるワールドカップの歴史において、連覇を果たしたのは1958年、62年のセレソンだけです
 
 66年大会は開催国のイングランドが優勝しましたが、仮にペレが負傷欠場していなければ、案外優勝していたかもしれません。

 もしそうなっていたとすれば、

 1・セレソンは4大会連続、つまり16年の間世界王者として君臨
 2・従ってペレの優勝回数も4度となる

 という仮定ではありますが、本当にとんでもない形を残していたかもしれませんよね。

 ただ、ブラジルではこれまで五輪金メダルを希望していた部分はありますが、伝統的に五輪参加の選手は「下手なアマチュア」という認識でしかなく、ワールドカップの存在価値とは雲泥の差でした。

 その考えが覆り、ブラジルが喜びに沸いたのが4年前というわけですが、ネイマール自身が五輪連覇を希望するかと言えば、そんなこともないと思います。

 彼が希望するのは当然、チャンピオンズ・リーグとバロンドールが最優先であり、五輪の金メダルをふたつぶら下げても、勲章にはならないのではないでしょうか。

 仮にネイマールが来なければ、東京五輪はスター選手の一人を失う形になります。

 ただ、五輪がワールドカップ以上の重みを用いることが今後もなく、従って致し方ないとはんだんするべきではないでしょうか。
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ディアドラ、今月30日でオンライン販売が終了

2021-04-27 20:54:32 | 日記
 マルコ・ファンバステンはディアドラの印象が強い選手ですが、クライフスポーツのスパイクを愛用していた時期があります。

 同じオランダ代表として1994年、1998年のワールドカップに出場したデニス・ベルカンプ。

 インテル、アーセナル時代の彼は「リーボック」の愛用者でしたが、アヤックス・アムステルダムで駆け出しのころは、ファン・バステン同様にクライフ・スポーツを履いていました。

 クライフの名前は当然両選手の師匠である、故ヨハン・クライフから名付けられたものですが、逆に言えば師匠の薫陶を感じる靴から、それそれディアドラ、リーボックへ履き替えたこと。

 それは契約金、契約年数に満足を得たこともあるでしょうが、逆に両ブランドがそれだけ輝いていたということではないでしょうか。

 今ディアドラ公式ホームページを閲覧しますと、オンラインでの販売は今月30日をもって終了、と言う告知が確認できました。

 僕は熱心なファンではありませんが、やはり寂しいですね。

 昨年末、カッパの輸入代理店を務めていたフェニックスが事業を終了したため、契約していたコンサドーレが、今季からミズノと契約するなど、サッカー好きの中では大きな話題となりました。

 ジェフは今季もカッパを引き続き愛用していますが、今季終了後には新ブランドと契約しなくてはならず、既にフロントは他のブランドと新契約について意見交換しているのはないでしょうか。

 イタリアの服飾ブランドは日本人が贔屓にすることが多く、彼らもまたアジア市場の中で日本を大切にしてきた印象があります。

 一時期市場から消えていたヤスダが復活したように、カッパ、ディアドラも再度日本市場で販売可能になれば良いなあ、と今感じている次第です。
 
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守備の選手に大金をかけることは馬鹿げているのだろうか

2021-04-27 20:31:15 | 日記
 イタリア代表ドンナルンマの行方はどうなるのでしょうか。

 ドンナルンマ台頭の前には、マッティア・ペリン(彼もまた18歳でリーグ戦にデビューし、第3GKの位置づけでブラジル・ワールドカップに召集されました)が代表の未来とされていました。

 しかし、ミランに残留する、市内関係なくロベルト・マンチーニイタリア代表監督は、ドンナルンマをレギュラーGKとして起用し続けるのでしょうが。

 GKならばジャンルイジ・ブフォン、マヌエル・ノイアー
 CBならばカルレス・プジョル、ファン・ダイク、ジョン・テリー

 などの事例をみてもわかるように、優れた守備の選手に投資をする、または育てることは優れたセンターフォワードを獲得すると同様の効果があります。

 特にチェルシーのように、第一次モウリーニョ政権時代大きな批判に遭遇した選手

 ドイツ代表 ミハエル・バラック
 ウクライナ代表 アンドリー・シェフチェンコ

 のように、攻撃の選手の馴染みは水物のように思います。

 勿論レアル・マドリードが守備の強化として獲得したふたり

 ジョナサン・ウッドゲイト イングランド代表
 ワルテル・サムエル アルゼンチン代表

 のように、スケープゴートのされる、もしくは怪我でリハビリの時間の方が長かった事例もありますが、守備の選手の方が安値で済むという考えは、今後改めた方が良いと感じますね。

 リオ五輪の初戦であるナイジェリア戦。

 日本代表はいきなり2失点を喫してしまい、結果4-5というサッカーではお目にかかれないスコアで落としてしまいます。

 普通であれば4得点していれば勝ち点3はまず手中にあると思いますが、守備陣に限らずどこか「ふわっ」とした空気が流れていたように画面越しからは感じました。

 その際、最後尾から大きな声を出す選手がいれば、という観点から思うと守備の選手への意識、僕たちも変えるべきでしょうね、
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ジャージはルーズに着用すべきか

2021-04-26 22:14:07 | 日記
 集英社より刊行の「ストリート・トラッド」

 266ページではイラストを手掛けた矢沢あい手掛けるBーボーイの画が登場します。

 まあ、これが格好良いんですね。

 本家のランDMCはもっとルーズにアディダスのジャージを着用していたと思いますが、このイラストは細見、ジャスト・サイズを選択した男性が、カンゴールのハットとお馴染みの

 紐なしのスーパースター

 を着用する形です。

 御覧になった方はわかると思いますが、

 ジャージはルーズに着用しない方が素敵だね
 そもそもジャージのデザインは実際どうなのだろうか

 という点が思い浮かぶと思います。

 サッカーブランドはスポーツブランドですから、当然ジャージを上下、もしくは単品で買えるように販売しています。

 ジャージは大きい方が着心地が良い
 ジャージは大きい方が動きやすいからルーズに着用

 というのは、購入者である僕らの「勝手」な思い込みであり、ブランド側の思惑ではないと思います。

 ジャージをストリート(池袋ウエストゲートパークのキング・タカシが劇中でアディダスを着用)や競技場で着用することは、諸外国でもよく見られると思います。

 しかし、部屋着や簡単なお出かけ着としての風潮もある日本では、大きい方が楽ちんという概念が、勝手に発達した面はあると思います。

 ただプーマが2000年代初頭「蹴道」という販促を手掛けていた際のジャージ「トライブ」は相当ルーズだったはずですから、ブランド側の意図もあるかもしれません。

 そのプーマが変わらずエスパルスとジュビロと契約し続けていることに、ある種の感慨を感じる方は僕以外にも多いのではないでしょうか。
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