皆さん、お早うございます。
昨日は、母の祥月命日でしたので、墓参りに行ってきました。
うちのかみさんは、母のことで反省することが多いようで、よく、「ああすれば良かった」というような話を小生にします。
小生も最近まで、母のことを思い出すと、同じ思いを持っていました。
でも、段々、そうした思いが薄れていくのが不思議でなりません。
小生の人間性に問題があるということでしょうか?
その点、夫である小生が言うのもなんですが、かみさんは、常に感謝の念を忘れないようでして祥月命日を実行して母の墓前で「日常の報告」と「これからの生き様」を話しかけているようです。
また、特定の宗教への強い信仰はないようですが、神様、仏様への感謝の念も持っているいるようです。
神様、仏様などは、弱い人間の心が作り出した幻想であるなどと考えている小生は、もっと覚めて目で見ているのですが・・・
そもそも最近の中東を巡る戦争の原因は、何でしょうか?
欧米などの資源獲得?に始まり、テロへの報復?などが考えられますが、今回のアフガンやイラクの戦争は、アメリカが始めた戦争であることは厳然たる事実です。
それに対して一部の国の過激派(アルカイダ?)は「ゲリラ」とか「テロ」とか「ジハード」とかいって、戦前の日本の特攻隊のような戦い方を行っています。
ここに宗教の恐ろしさが潜んでいるような気がしてならないのです。
もちろん、何かを熱狂的に信じて、その何かのためには自らの命も投げ出すという考え方は、宗教だけではないかも知れません。
話が小生の個人的な宗教観からとんでもない方向に飛んでしまいました。この辺で、本論に戻っていただいて、ローマのヴァチカン市国と下町散策についてお話ししたいと思います。
その前に、スタンダード観光コースの最後の訪問地になっている「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」についてお話しします。
ここは、皆さんご存じの「ローマの休日」でお馴染みの「真実の口」がある教会です。
「嘘をついている人が口に手を差し込むと、抜けなくなる」という真実の口は、海の神トリトーネの迫力ある顔とマッチして、観光客には堪らない場面となっています。
私達は、個人的にここを訪れましたが、「真実の口」に手を差し込むまでには、行列ができていましたので長い時間がかかりました。
場所は、フォロ・ロマーノから徒歩で10分、まさに「隣り」という感じですが、行ったときには、まったく分かりませんでした。
さて、次にヴァチカン市国ですが、ここには朝早く出かけたにもかかわらず、大勢の人々が市国周辺に並んでいて、入場(国)するのに時間がかかったという記憶があります。
ここのハイライトは、「ヴァチカン博物館」と「サン・ピエトロ大聖堂」です。
ヴァチカン博物館は、教皇の珠玉のコレクションなどと言われていますが、「そのコレクションは、古代ローマ以前の彫刻、ルネサンス絵画、タベストリー、聖書など実にさまざま、さらに時代や品物別に整理され、各展示コーナーにもひとつずつ名前がついている。ただ、全部を見るとなると1週間はかかる・・・」という「珠玉」という言葉に相応しいものです。
「1週間もかかるのにお前はどう見てきたのだ?」と詰問されそうですが、正直なところ、良く覚えておりません。
ただ、古代の彫刻を集めた「ビオ・クレメンテーノ美術館」や「ピナコテカ」といわれる絵画舘、「ラファエロの間」、「システィーナ礼拝堂」のことは良く覚えており、特に、ラファエロの「アテネの学童」、ミケランジェロの「最後の審判」などのフレスコが目に強く焼き付けられたものです。
いずれも学校の教科書に出てくる絵画などですが、「一生に一度は見ておきたい絵画」という説明がありますが、「何度でも、じっくり見たい」ものです。
今日は、ローマの珠宝についてお伝えしました。