昨日借りてきたストットランドの本の1~3章を読む。希望とは、達成できる見込みが強い目標だと述べてある。達成できそうもないと、不安が生じるとも書いてある。同時に、あまりに簡単に達成できるような目標に対しては、あまり動機づけが高まらない。
ストットランドは動機づけ研究で有名なアトキンソン(レンズ教授は若い頃、ミシガン大学にポスドクで留学し、アトキンソンのもとで研究生活を送ったことがある)を引きながら、人間がいかに行動するかは、成功の見込みだけでなく、自分のプライドがどれぐらい高まるかが鍵になると述べる。
「孤高を保つ」「武士は食わねど高楊枝」など、自らのプライドをかけて、人は行動することがある。ストットランドの希望理論は、アメリカ流の行動重視の心理学に基礎づけられたものである。でも、希望を取り扱おうとする限り、人の精神生活を抜きにしては論を進めていけない。プライドという概念を引っ張り出してきたストットランドにも、その傾向を見て取ることができるだろう。
希望について語るとき、達成できそうもないものを求め続ける人間の意志がどこからやって来て、その人に何をもたらすかをきちんと把握できないといけないとだろう。
ストットランドは動機づけ研究で有名なアトキンソン(レンズ教授は若い頃、ミシガン大学にポスドクで留学し、アトキンソンのもとで研究生活を送ったことがある)を引きながら、人間がいかに行動するかは、成功の見込みだけでなく、自分のプライドがどれぐらい高まるかが鍵になると述べる。
「孤高を保つ」「武士は食わねど高楊枝」など、自らのプライドをかけて、人は行動することがある。ストットランドの希望理論は、アメリカ流の行動重視の心理学に基礎づけられたものである。でも、希望を取り扱おうとする限り、人の精神生活を抜きにしては論を進めていけない。プライドという概念を引っ張り出してきたストットランドにも、その傾向を見て取ることができるだろう。
希望について語るとき、達成できそうもないものを求め続ける人間の意志がどこからやって来て、その人に何をもたらすかをきちんと把握できないといけないとだろう。