こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

土地のものを食べる

2005-04-23 03:20:16 | くらし
アサリの酒蒸し

ベルギーはムール貝が有名だ。バケツのような入れ物に、一人前1キロぐらいのムスレン(ムール貝)がどさっと入っている。それを食べながら、山盛りのフリッテン(フライドポテト)も食べる。これがベルギー流である。日本人はそんなに食べきれない。胃袋の大きさが違うのか。

この間から、アサリがないかなとスーパーやフライデー・マーケットで探しているのだが、見当たらない。たぶん扱っていないのだと思う。スーパーにはムール貝は置いてある。でも、今はムール貝の季節ではないから買う気にはならない。あきらめるとするか。

アサリとムール貝、どちらが美味しいかと聞かれれば、私はアサリ派である。日本で食べるアサリは美味しい。日本でムール貝を食べる気はしない。でも、ベルギーでは、ムール貝の方が美味しいと感じる(アサリはまだ食べたことがないが)。土地の食べ物を、その土地で食べる。それが一番のごちそうだと思う。

アサリの酒蒸し。とても美味しそうだ。秋に、日本に帰ったら食べよう。でもその頃は、旬ではないのかな。

20th Century Road Show

2005-04-23 02:35:34 | 歴史
木曜日の夜、テレビのチャンネルを回していたら20th Century Road Showという番組をやっていた。タイトルといい、内容の構成といい、Antique Roadshowと瓜二つである。

21世紀も今は2005年。20世紀がどんどんと遠ざかっていく。60年代に流行ったビートルズを直接知らない世代が、再びその音楽を聴いて新しさを感じるような昨今である。20世紀も今やすでにアンティークの時代として、人々の脳裏に浮かぶようになってきているのだろうか。この番組を見ながら、そんなことを思った。

60年代は、私にとってもティーンエイジを過ごした懐かしい時代だ。その頃のアンティークは、学校関係の書類ぐらいしか残っていない。実は、大学受験のときの試験用紙を今も保存している。これがまた、折りたたまれた一科目の試験用紙を広げていくと一枚の大きな紙になるような代物なのだ。もしかすると、これもまた、いつの日にか、日本の20th Century Road Showに出品できるのかもしれない。そうしたら、どんな値段かつくのだろうか。