中村哲さんを悼んで
今日、中村哲さんが亡くなったというニュースがありました。中村さんは、NGO「ペシャワール会」の代表として、アフガニスタンで井戸を整備するなどの事業をされていた医師です。現地での活動......
ちょうど一年前の記事です。
一年前のこの日、アフガニスタンで緑化事業にあたっていた中村哲さんが武装勢力の襲撃で亡くなりました。
その翌日、来日していたU2のボノが、中村哲さんを讃え、Badという曲の中でサイモン&ガーファンクルの「ボクサー」を引用したという話を、このブログで紹介しました。
それから一年。
果たしてこの国は、彼の偉業を正当に評価してきたでしょうか……
件のU2のライブでは、「ボクサー」を引用したBadに続いて、キング牧師を讃える Pride (In the Name of Love)が歌われました。その歌のなかに、こんな詞があります。
とうとう彼らはあなたの命を奪った
だが あなたの魂を奪うことはできなかった
たとえ凶弾が命を奪ったとしても、その遺志は残されたものに受け継がれていく……そうあるべきでしょう。この国では、それが行われているのか。自戒も込めて、考えさせられるところです。