中村律子の歌で「夜もすがら踊る石松」というのがある。その歌詞は「馬鹿でなければ踊れない/格好つけては走れない/純な心は正直もので/うれしさ楽しさすぐに形にしてみせる・・・・」といったようなものです。
どんなに格好ばかりつけても駄目は駄目!! すぐに正体がばれるのです。今の世の中、馬鹿になれない人が多い。失敗を恐れる人が多い。行動をしないで、閉じこもる人が多い。何もしなければ失敗は無い、でも何の成果もない。誰も評価をしてくれない。人が認めてくれないと嘆く人が、何かをしていたのだろうか。失敗は何かをしたから失敗なので、失敗を笑える人は、何かをしている人です。笑われる評価は残念かも知れない。何もしないで無視されるよりはるかにいい。
いろんなことをしています。そんな中で、行動を起こすことがそんなに簡単でなく、プレッシャーに、ひしがれる思いのことも多い。でも、案ずるより生むは易しというじゃない、形はすぐに出てくるのです。
行動をして始めて結果がわかるのであって、自分の心の中で駄目かもしれないと思っていて、結果が駄目でも、そこでは納得出来るのです。しかし、行動しなかったら、ひょっとしてうまく行ったかもしれないという思いが後を引き、自分を責めることにもなるのです。
石松みたいに、もっとあっけらかんと、馬鹿になる、自分を裸にしてみせる勇気が欲しいものです。</font>