「耳順子」、俳句の雅号なのです。初めてこの名前を見たとき、「子」に引っかかって、単純に女の方だと思った。話しているうちにこの名前の方だとわかり、こんな雅号をつけるだけの人だと納得しました。
でも暫く、「耳順」がぴんときませんでした。何か聞いたことのある言葉だと思いつつもなかなか思い出さない。そのうちに年齢に関係のある言葉だったように思い出してきた。確認のため調べた。やっぱり年齢に関係のある言葉でした。そんなこと忘れていたのかと笑われそうなことです。
志学・弱冠・而立・不惑・知命・耳順でした。雅号は60歳だぞ!という心算でつけたのかどうかは判らない。
今晩これから、「いの平」で、おしゃべりする約束をした。面白い人なのです。
漢詩に興味を持ち、多くの漢詩をそらんじている人です。そんなことで彼にとって私は、漢詩を一定程度理解できる珍しい男と思ったのでしょう。
今年の2月の文化協会の新年会で知り合って、今度一緒に酒でも飲みましょうという約束、それが実現することになったのです。