テレビのニュース番組でこんな言葉が出てきた。
言葉を聞いたときは全く見当がつかなかった。
これは、最近の若い男女の傾向で、女性には結婚願望が強いが、男は逆だということらしい。
年頃の女性は、それなりの理想をもちながら、相手探しにかなり熱心なのだが、男性は、将来自分の伴侶とするのにいい女性を見つけようと努力しているかというとどうも、それがかなり負担でそっとしていたいという傾向が強いらしい。
自分はどうだったかと振り返ってみると、どうも極めて消極的だったと思う。結婚も見合いだったし、恋愛といえるような経験が無い。でも、結婚願望は有り、26歳くらいで結婚したいと思ってそのとおりになった。
何故恋愛ができなかったのか、大学時代は、学内に女性もいたけれど、そんな中に自分と交際してくれるような女性もいたのかもしれないけれど、探す気は無かった。例えば交際するとお金もかかるし、自由が制約されるように思えた。
就職したのが高等学校の教師、女性の先生がいて、一寸心が動いたりしたが、見事に総て先を越される始末。
でも、そんな私を見合い結婚の候補に校長が選んでくれて、一度の見合いで決定してしまった。
心情的には肉食男子だったが、現実は草食派だったのだろう。女性にもてる仲間は沢山いた。うらやましく思うことはあったが、女性にはもてないのだという劣等感みたいなものを持ち続けていたと思う。
それはそれとして、周りを見ると、かなり息子さんが結婚してくれなくて、孫も見れないと嘆いている人を何人も知っている。我々の時代は、一定の年齢になれば結婚はしなければ為らないもののように思われていた。そして、年頃になって相手を見つけれないような人には、一生懸命相手探しをしてくれていた。
今は、どうもそのような世話焼きがいなくなっているのかもしれない。隣近所が許さないなんて時代があつたのが信じられない時代になってしまった。