第三党を結成するとか?

　立ち上がれ日本の平沼氏と日本新党のり亀井氏が手を組んで、それに石原東京都知事が応援団になって、新党結成の動きが出てきている。

　そのことに関連し愛知県知事が石原氏にエールを送っていた。大阪の橋下市長を中心とした維新党の動きは、もうのっぴきならない重さを感じさせている。この橋下氏を取り込んでの新党結成の動きみたいに感じられるけれど、どうもその動きは感心できない。

　特に平沼・亀井のタッグは私は認めたくない。石原さんが応援するのはまさに自民党時代の盟友だったのだから当然とも思う。しかし、平沼・亀井は小泉さんの改革に反対していた人だ。こんないわば族議員の代表みたいな方と、橋下氏が組むというのも何とも異様な気がする。石原さんと橋下さんのタッグなら理解できる。でも、亀井、平沼は認めたくない。

　今、橋下氏は船中八策を練っているという。むしろ、維新党を伸ばす方向で頑張ってほしいと思う。今の国会の動きを見ていても、ただ党利党略に走って、日本を変えるという気概を全く感じさせない。

　維新の会が大阪府を本当に達成し、橋下氏の政権公約のようなものが達成されたとすれば、これは物凄いことだ。大阪を変えたら、同じ手法で日本も変えられるかもしれない。民主党のあのマニフェストの薄っぺらさ・・・。日本をどれだけ改革できたというのだろう。国民も国民だと思う。あんな甘い言葉に乗っかってしまったのだ。

　日本は小手先では立ち直れない方向へ進んでいる。国会議員は、日本の置かれた状況をもっと厳しく分析し対峙する必要がある。

　わかりきっていると言うかもしれないけれど、やっていることは、そんな現実に目をそむけたものとしか映らない。

　原発事故に関する議事録が残っていないのには驚きどころでない衝撃を受けた。この事実を世界に知られたら、日本国際的信用を失することになるでしょう。この記録は世界中の原発所有国の重要な参考資料になるものなのです。どんな対応をしたのかが赤裸々にわかってこそ資料になるのであって、いま改めて整理しているというけれど、これは後でまとめられたものに過ぎないことになる。

　とにかく、日本の政治体制が変わらなければならない。第三党もできてよい。だけど先にも書いたように亀井・平沼ラインはお断りだ。