若者の車離れ・・・なるほど!!

　最近の若者は車を買うことに血道を上げることが無いという報道があった。そんな感じを受けていたけれど、やっぱりそうだったのだと納得した。

　今や暴走族という言葉も忘れられてきている。車キチガイみたいな若者が、自分の車を見せびらかしたり、運転の上手さを競うみたいな気持ちの表れみたいなところや、そんなところで硬派ぶるところも見られた。

　今暴走族という言葉がなくなった。同時に爆音を響かせて突っ走る若者の姿も見られなくなってきた。

　車を買うのも軽自動車が多くなっているという。高級スポーツカーを競うように求めていた頃があった。

　高い車はガソリンも食う。高い値段の車に、高いガソリンを食わせて走り回って小遣いに困るより、そのお金で仲間内の楽しみを求めるほうが経済的だし、皆で群れて遊ぶ楽しみはその方がある。

　世代が変わり、世間も変わった。裕次郎世代の楽しみと今の楽しみは全く変わったみたいだ。映画世代からお笑い世代に変わたようだが硬派から軟派へともいえない、不思議な世代交代になっている。

　最近の言葉に「食肉系」とか「草食系」という言葉が使われるようになった。すこし前までは、男は「肉食系」といわなくても、そのように見られていた。いまや車を求めるのが少なくなったように、「肉食系」の男性が少なくなっているのかもしれない。だからキュャパレーなどは廃れていくのだ。

　今の世間で幅を利かせるのは、ダジャレがうまく、世間話にたけ、人を笑わせるすべを持ち合わせていて、今はやりのポッブスに乗り切れるような人かもしれない。

勿論、全く次元の違う人たちの世界もあるけれど、そのどちらにも乗れない人は大変だ。
　
　こんな世代の仲間だったら私はきっと困っていると思う。良い時代にめぐり合わせた人生だったのかもしれない。