手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

読書の秋というけれど・・・

2013-10-22 18:42:35 | 無題
 秋も深まってきている。10月も20日を過ぎて木々は秋色に染まってきた。

 あの夏の暑さから解放され、夜も長くなっている。読書にはもってこいの季節なのです。

 父が退職したころ、何もしないでいるのは辛いだろうと、本を読みたければ、いろいろ持っているから持ってこようかと話したら、もう文字をたどるのがつらくなっているからいいと断られたことがある。

 今の自分もそんな感じだ。詩吟に関係することで文献や歴史書を読む機会はあるけれど、小説は新聞小説を読む程度になっている。

 現役の時は、芥川賞が決まれば、すぐ読んだりしていたのに、今は読む気が起きない。読書は趣味の領域からはみ出しているのです。

 新聞は読売を取っているけれど、まともに読むと半日くらいかかる。今は拾い読みで40分くらいで終わらせている。

 テレビは大河ドラマとニュースくらいで、バラェティはほとんど見ない。

 先日ある人と話をしていいて、有島武郎の「カインの末裔」を思い出せなかったので、帰ってから思い出すのに全集を開いてみた、ついでにさっと目を通した。改めて文章の迫力を感じ、そんな世界から目をそむけるようになっている自分を見つめていた。

 多分私と同じような年齢の方でも、秋の夜長を読書で楽しんでいる方も多いのだと思う。詩吟を教えて、余裕の時間はパークゴルフかカラオケに費やしている私だけれど、今更戻ることはできない。

 何か寂しい思いも心のすみにある。
コメント
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