手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

「おもてなし」  日本の心

2013-10-23 18:55:22 | 無題
以前「おもてなし」が今年の流行語になるだろうとプログに書いたのだけれど、案の定という感じを受けている。

 先ほど、おもてなし病院の話が報道されていた。医師としての仕事を超えた患者を大切にするこの病院はまさに「おもてなし病院」だ。院長のその心を従業員全員が受け入れて、暖かい心づかいの診療がなされていた。待ち時間は殆どないくらいに、患者との連携を密にしているし、朝も7時から診療を始めている。患者との対話も患者の気持ちになっての、気持ちの通じ合うものだ。

 私も病院にあちらこちらかかっているけれど、こんなに暖かい診療に接したことはない。こんなひどい経験もある。詩吟の指導をしていて、休憩を終わって後半の稽古に入ったとき、突然目がおかしい感じになった。40分ほどで終わって、帰宅してすぐ近くの眼科に出向いた。すると、これはここでは治療ができないので文書を書きますから、K病院にすぐ行ってくださいという。行きましたら、先の病院の書状は何の意味もありませんでした。多分見もしなかったのだと思います。一般外来患者と全く同じに扱われ、診察に何時間も待たされた。そして、先の病院でやったと同じ検査をもう一度やって、診断も同じ右目の中枢血管梗塞だった。脳梗塞とまったく同じ治療が必要なのです。あわてて医師が高圧酸素室に入ってもらいますという。そこで持病を聞かれ肺気腫だと言ったら、高圧酸素室はだめだといって指圧をしてくれたけれど、回復はなかった。先の病院からの手紙で血管梗塞であることは記載されていたはずです。脳梗塞でも時間が早ければ、完治出来るくらいになっているのだから、救急患者として即刻治療にあたってくれるべきだったと思う。

 また、朝から出かけて昼まで待たされるような病院も多い。予約をしておいても2時間くらい待たされるところもある。確かに予約で待ち時間なく診察するには面倒が伴うと思う。しかし携帯電話の普及している今なら。何時間も待たされることのない診療方法は確立できるはずです。

 今日は、和食が世界無形文化遺産に登録されたという報道があった。あの京都の和食は芸術の部類に入りそうなもので、まさに「お も て な し」だ。

 和食は今や世界に広がりつつある。日本人の心「おもてなし」が、食を通して感じてもらえているのだと思う。

 新聞だっただろうか、中国人の観光客のマナーについて批判しているものがあった。世界の経済大国になったとうそぶいているけれど、報道の自由を主張すれば逮捕されるような国には「おもてなし」などという言葉は何の意味も持たないのでしょう。東京オリンピック、おそらくどの会場も満員となり、温かい拍手が選手の皆様に送られると思う、「おもてなし」の拍手が。
コメント
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