横綱4人のうち3人が休場、大関も二人のうち一人が休場になる。何ともひどい中身の九州場所になった。
それでも満員御礼の毎日が続き、相撲ブームはあるのです。
休場で稽古ができなかったら、てきめんに足腰がダメになる、これは相撲だけに限ったことではないけれど、特に相撲はその影響がひどいようだ。稀勢の里、高安の二人を見ていてつくづく思った。稀勢の里、まだ今場所も無理だろうと思っていた。それでも序盤そこそこの成績だったから、自信が出て足腰にも力が入るようになるかと思ってみていたが、足腰のが弱っては相撲にならない。高安もよい調子と思っていたけれど、休場で弱った足腰は戻っていなかった。そんな感じで振り返ってみると、遠藤も一度休場してから精彩を欠くようになっていて、ようやく戻りかけているという処みたいだ。
力士のけがの多いのには驚く。サポーターをつけていない力士が少ない。昔から見ると力士の体格が数段大きくなっている。それだけに、激しい相撲が多く怪我も多いのだと思う。あの土俵の上から転げ落ちるのを見ていると怪我をしないのが不思議なくらいに思える。土俵をもう少し低くすることを考えてはどうだろう。
昔は相撲は四つに組んで投げ合う処に面白さがあったのだけれど、今は体当たり相撲になっている。まともに組み合う相撲はめったに見られない。私も小学生のころお祭りの相撲などに出たこともある。そのころ櫓投げが私の得意技だった。そんな技を競う相撲はどこかに行ってしまった。怪我を少なくなるための方策を考えてほしいものです。