紫根の収穫を始める
紫根の収穫は急ぐ事は無く、春先まで待っても良い。しかし、この畑の紫根は冬の間、野鼠に食い荒らされてしまうので収穫を急ぐ事になる。
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根元を見ると既に来春の芽が準備されている。
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これは野ネズミの被害で倒れた後に移植した株で、別の畑へ移植のために掘り出した。花もつける事無く晩秋を迎えてしまった。しかし来春の芽があるので来年の生育を期待する事にする。
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収穫後洗わずに乾燥すると云われいるが、毎年散水ホースでストレートの水圧で土を落とす。
見事な紫根の色を確認したいからである。
紫根の色素は水溶性なので長く水に浸けておく事は禁物であるが、瞬間的に水を受けて色素が落ちる訳ではない。
この株の根は横にもっと長く延びていた様だが、スコップでザックリと切ってしまった。
大きな株なので、期待が大きく慎重さに欠けた様だ。
地中深く、耕作してない固い地層にまで紫根が食い込み苦労して掘り出す。
消毒もしないので害虫被害に遭う。幼虫が根をかじる、根からにじみ出る味にアブラムシが地中に引き寄せられ、蟻も共存する。
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根元の害虫被害の窪みにアブラムシが冬越しのために集まっている。蟻の動き回っている場所には必ずと言っていい程にアブラムシがいて葉や枝、幹、根を痛める。
「しこんほり きたいとふあん ほりいそぎ」