小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

落ち葉の臭いがする=

2011年11月02日 | 自然・植物・昆虫
落ち葉の臭いがする=
秋の紅葉の深まりとともに、早くも、落ち葉が、道を埋め始めた。特に、ひらひらと、赤松の実が、落ち始めると、今度は、葉が、はらはらと、落ち始めた。特に風が、強い日は、まるで、雪が降るように落ち、車の通り道は、タイヤの跡だけを残して、松葉で、埋め尽くされる。既に、桜の葉は、とっくに、落葉して、一部の落葉樹も、中には、完全に、葉がなくなっているものやら、逆に、未だ、しっかりと、緑の葉を蓄えているものもある。我が老犬は,何かを嗅ぎつけたのか、落ち葉の吹きだまりに、鼻先を突っ込んだまま、動こうとしない。確かに、散歩していると、ほのかに、落ち葉の臭いがしてくる。林檎園の傍は、ほのかな甘い林檎の香りがしてくる。大自然の中で、毎日、犬と散歩していると、人間も、五感が研ぎ澄まされるようになるのだろうか?季節の移ろいを、臭いで、感じるようになった自分を、ふと、不思議に思う。どこかで、誰かが、落ち葉焚きでもしているのであろうか、かすかに、落ち葉を焼く臭いが、たなびいてくる。我が老犬も、長い鼻を、風上の方角に向けて、何処から来るのだろうかという風に、嗅いでいる。目と耳が衰えてしまったので、鼻だけが頼りである。程なく、晩秋から、初冬に向かうことになる。腐葉土や落ち葉の放射能問題は、さておき、、、、。