東京に在住する小諸市出身者や彼の地に縁のある人々が、参集する第49回「東京小諸会」の紹介で、杉並区にある小諸での耕作放棄地を再生しようとする有志による任意団体、こもなみ倶楽部(トヨタ自動車からも賞(あしたのまち・くらしつくり活動賞:振興奨励賞)を受賞したり、助成金を授与されている)の活動を知ることになった。確かに、耕作放棄地の拡大は、日本の農業の喫緊の課題である。偶然、相続で、入手した小諸のアパートを拠点として、耕作放棄地を、開墾再生し、復活させることは、都会に住む住人のみならず、彼の地の人々にも、おおいに、意義深いと思われる。蕎麦畑に変身した耕作放棄地を、根っこから、開墾し、畑を耕し、野菜の種を播き、苗を植えて、生育させて、その収穫を愉しみ、更には、その製品である「蕎麦打ち」までも、子供達共々、体験できることは、「食育」教育上からも、とても、興味深いことであると感じられる。しかも、彼の地の行政同士の交流や、協働作業、これまでの箱物行政だけでなく、農作業を通じた住民同士の交流も含めた幅広い活動は、やがて、その小さな芽から、枝葉が出て、将来、大きな太い幹になる可能性を秘めていると思われる。上田市の棚田の再生活動や、生物多様性・蛍の保護活動など、各地区のこうした活動の拡がりには、「都市の再生」、「地方の再生」の手法で、新幹線や、箱物や、補助金に頼りきったこれまでの行政の在り方へのアンチ・テーゼになるものが秘められているようにも思う。都市環境整備、都市町並み景観も含めた、総合的な都市計画、道路整備、災害対策、商店街の復活・再生など、関連する周辺活動は、限りない。団塊世代が、今や、こうした活動に、再結集出来れば、再度、社会の底辺から、地殻変動を起こせるようなそんな予感がしてならない。そんな活動の拡がりを少しでも、担えれば、「社会貢献」とは、謂わないまでも、微力ながら、少しの足しにはなるのではないだろうか?
こもなみ倶楽部:
https://sites.google.com/site/komonamiclub/
東京小諸会:
http://home.catv-yokohama.ne.jp/88/nm-kita/komorokai/index.htm
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東京小諸会:
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