もう、かれこれ、40年以上になるであろうか?毎朝の朝刊は、日本経済新聞を含めて、全国紙は最低2紙を購読し、更に、日経流通経済新聞を、定期購読して、会社では、業界専門紙を熟読していたものである。スクラップをしたり、当時流行だったASHFORDのシステム手帳に、縮小コピーで、貼り付けて、為替の変動記録や、注目すべき記事を、アナログ・データベースとして、持ち歩いたものである。中でも、そうしたデータ・バンクを、加工して、取引先で、説明に使ったり、自己教育・専門ノウハウの蓄積に当てたりしたものである。又、日経ビジネスにも、通勤途中の電車の中で、注目特集を、一字一句、逃さずに、読んでみたりもしたものである。もっとも、ある日、その日経のCompany of the Yearを受賞した会社が、何年か後の不況で、敢えなく、倒産したとき、日経ビジネスの記事の中に、「敗軍の将、兵を語らず」をもじった「敗軍の将、兵を語る」というタイトルで、自分の見通しの失敗までもが、二次加工されることに、突如として、違和感を覚え、それ以来、距離を置くことにしたものである。あれから、思えば40年余、今では、日経新聞を読まないという選択肢を、選ぶことに決したが、それも、一つの選択肢の一つではないだろうか?情報戦争の渦中で、人は、どのように、溢れる情報を、選択し、判断して行けば良いのであろうか?悩ましいことであるに、変わりはない。こうした呪縛から、逃れることも、良いのではないだろうか?女房殿が、購読中止を伝えたら、取次新聞店主が、血相変えて、「何か、不都合がありましたか?」と、言ってきたそうである。そう言えば、最近、株価欄も、トンと、見る気にもならないが、、、、、、。もっとも、それも又、困ったことではあるが、、、、、、。