The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2012 ロッソ・ディ・モンタルチーノ イル・コッレ

2014-09-18 14:10:46 | ワイン
週末『ドゥエ・マーニ』さんに、フレッシュなポルチーノが入ってくると承知はしていたが、
時間の取れる火曜日に、それを食べられるかどうかを確認するため、連絡を取ってみた。

すると、ポルチーニの状態がよいので大丈夫♪とのお墨付きがあって、
仕事を終えての遅い時間にお邪魔をした。

まずはいつものプロセッコを流し込み、それにはグラナパダーノ・チーズをまぶした茶豆が出てきて、
これがなんとも〇〇〇エビセンのように手が止まらず、暫し沈黙し、ひたすら食うの図(笑)

もちろん、プロセッコとも抜群の相性を見せてくれた!



で、いつもなら白挟んで赤となるのだが、前もって旨そうな表題のワインをチラ見させられて、
既に気持ちは赤を飲む体勢になってはいた。

しかも次のメイン料理に、鰆を焼いています!とのことなので、
エレガント系のバランス良いサンジョベーゼ・グロッソなら合うこと間違いなし!と踏んで、
イキナリ赤を飲むことにした。



鰆はいつも通りの絶妙な焼き加減で、加えて付き合わせの蒸したニンジンの凝縮した甘さといったら、
美味しすぎて、予想を遥かに超えたできばえだ!



そこに出てきた『ロッソ・・・』は、ブルネロ未満だから、これまたイイのだ!
味わいはクラシックな造りではあるものの、アロマが美しく、鉄分とミネラルが効いて、
そして伸びの良い、生命力あふれる果実がじんわりと口腔を満たし、
料理を見事に引き立てる・・・

コレはロッソでも、どこかのブルネロを思い出させるニュアンスだ!
漏れ聞いたところでは、コンサルタントが『ジュリオ・ガンベッリ』とのことだが、
さすれば、かのブルネロ魂『カーゼ・バッセ』を連想しても、あながち間違いではないだろう・・・

総体的なピュアで繊細な佇まいは間違いなく通ずるはず!
それにしても、見事な『ロッソ・・・』をご馳走になった♪

そして、続いて登場したのが、待ってましたの『パッパルデッレ、ポルチーノのソース』
コレはまずは『ロッソ・・・』で行って、後半は『79’ロンケッタ』で行ったのだが、
甲乙つけがたいマリアージュの妙を堪能した。



宮廷料理の蒸しアワビのように、ビッグなカットのポルチーニ、
確かに数えて4日の時間の経過はあったけれど、そこはそれの小沢シェフ・・・

お見事でした!
そんな感じの秋の夜長・・・
こんなに楽しんで良いのでしょうか?

おせーて???