The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1975 シャトー・オーゾンヌ サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセ A

2014-11-27 14:06:11 | ワイン
ワインの飲み頃を、断層写真のような物を使って、どこで飲んだら一番良いのか?が直視できたら、
どんなにイイのだろうと、このワインを飲んで思った!



と言うのも、飲んでみて、ジブンは物凄くスバラシイものに感じたし、
香りだけとっても、最後の3本の奇跡的な右岸の中で、一番素晴らしかったと思っている。

だから、このシャトーは何ですか?と聞かれたときに、
即座に『トロタノワ』と答えたのが、その理由なんですね・・・

1975年の『トロタノワ』は実に素晴らしく、薫り高い代物であることが、
ワタクシの頭の中に、既にインプットされていたからなんですね。

その昔、あるワイン評論家がこの75’物の『オーゾンヌ』を酷評し、
まさかあの『オーゾンヌ』という頭はなかった!
その評論家をその場に連れてきて、飲ませてみたいくらいだった(笑)

確かに、世紀のヴィンテージの89’コンセイヤントと59’ペトリュスにはさまれれば、
幾分スタイリッシュで、緊張感を感じることは確かではあるけれど、
ともかくバッドな印象はこの39年の歳月が吹き飛ばしてしまったと言っても過言ではない。

つまり、この『オーゾンヌ』ってやつは、ココまで待たなくては、ダメよダメダメ!!!

細かい香りの分析はココではしないけれど、
とにかく沸き立つブケに暫し陶然の境地だったことだけは確かだ!

DRCも『オーゾンヌ』も並みのヴィンテージのものを、
これでもか!と熟成させるのがイイと言う事だ!

まあそれにしても、そうするには時間が無さ過ぎるか・・・