The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ヴァン・ド・ペイを焼き鳥で♪

2009-05-26 23:28:58 | ワイン
ココ最近のことですが、どうゆう訳かワカリマセンが、
店頭からパルメジャーノが消え・・・

これ本当の事ですが、K徳でも、Jイスでも、S協でもなくなったんですね・・・

キュイジーヌを何日か先に控え、こりゃ大変と言う事になり、
直接南大通のK村チーズ店にお邪魔する事にいたしました!

そしたら、ここはチーズのお店ではなく、ワイン屋さんジャン!
って事に今頃気づき、チーズそっちのけで、何本かのワインを物色してまいったわけです。

その一本が、

2001 ドメーヌ・ド・クーテル・レ・イリス ミッシェル・テロン

なんですね・・・

最近注目の、若きボルドーの醸造家のミッシェル・テロンが造る、
メルロー中心にシラーを添加させた、ヴァン・ド・ペイ・ドックであります!

なんとこれが、右岸の名だたるシャトー物もビックリの酒躯でして、
グングン良くなる、正気に帰る!っていうのでしょうか?

ポテンシャルから、香りの発ちから、タダモノではありません!

どうせ、ヴァン・ド・ペイと舐めてカカリ、
持ち帰りの焼き鳥かなんかと、一緒に頂いた訳ですが、
これが何と、スッバラスィーイ・マリアージュ!

本当に驚きました!

ミッシェル・テロンがこれを聞いたら、何と言うかワカリマセンが、
ココはニッポン!ネオ・ジャパネスクなマリアージュも有りですよね・・・

香りの良いバラ・・・

2009-05-26 23:02:01 | ライフ
ベアレンの6周年を飾るパーティーがあった5月21日は、
実はオテルのシェフにして、マイワイフ、そしてある時はご存知K子先生の、
○○回目の聖誕祭の当日でありました!

まあ2日ほど前から、前祝をしておりましたので、
その日はそのパーティーに出席しまして、その後いつもの方面への流れ!

久しぶりに復活しました『くー・ど・Nッフ』でお食事と相成りました。

ワタクシからは、今年もバラのプレゼント!

今年はいわゆるローズピンクに、微かに青みの入った色合いの、
遠目に見れば牡丹のような多弁の花びらのバラなんですね・・・

名前は『イヴ・ピアッツァ』
どうでしょう、イタリアのバラなんでしょうか?

薫り高いこのバラから、一瞬!シャトー・マルゴーの83年物のような香りが漂うのを感じたのは、ワタクシだけでしょうか?

さて、ドミニオ・ド・ビベイのワインは?

2009-05-24 20:07:40 | ワイン
スペイン北西部に位置するガリシア州は、大西洋に面しているようですが、
ドメーヌ・ド・ビベイの畑のあるDOのリベイラ・サクラは内陸に位置し、
どうも大陸性気候であるようです。

リベイラ・サクラは1997年に認可されたDOで、ドミニオ・ド・ビベイの初ヴィンテージは2002年との事・・・

例の世界のトップ・レストラン『エル・ブリ』には、2003年からオン・リストされている凄まじさなんですね・・・

いかにそこのソムリエが、そのワインをかっているかが分かりますよね!

今回登場した『ララーマ』の品種構成は、
この地区の地場のメンシアを中心として、ブランチェジャーオ、
ローヌ品種のガルナチャ、それにティントレーアなどになります。

まずもって、濃厚なヴァイオレットの色合いで、これってローヌ系と連想し、
スパイシーなトップノートはそれの確認事項とも思いましたが、
フルーツのタッチが違うんですね・・・

意外にスタイリッシュで、酸度のハリが心地の良い果実を構成しています。

グラスを僅かにステアーしますと、ミルキーはママの味♪
練乳とバターの風味が立ち上がります!

続いて奥底から、カシスにブラックカラントの濃密なアローマなんですね・・・

味わいは凝縮して、迫力のあるタンニンですが、
総体的には優しいタッチで、ニュアンスは究極の面接触を感じます。

『エルブリ』のソムリエは、ナゼこれを薦めたのか?

調和は確かに見事!
そして、そこのキュイジーヌとのマリアージュでしょう・・・
そして更には、数年の熟成期間が、その事を証明してくれるはず!

ワタクシそう思います!

天使と悪魔!

2009-05-24 06:16:20 | ライフ
本当は『重力ピエロ』の初日でしたので、
ドウシテモ、それを見たいという欲求に駆られ、
家族を映画館に誘い出したわけなんです・・・

はたして、I坂K太郎のあのシュールな小説を、どのように映画に修めるのか?
もう一つは、第二の故郷仙台(全篇仙台ロケ)への郷愁でしょうか・・・

そんなことも相まって、『重量ピエロ』だったのですが、
映画館に入って、なぜかラングドン博士と目が合ってしまい、
フラフラと6号館へ吸い寄せられたって感じでしょうか!

まあ『重力・・・』はまだ時間が有りますので、
と心に言い聞かせつつ、座席に座って、開演した途端!

この『天使と悪魔』・・・
英語で言えば『Angels & Demons』・・・当たり前ジャン!
この映画が凄かった!
まるで歴史犯罪ミステリーのジェットコースターのようなんですね・・・

何がジェットコースターか?と言いますと、
まずは、舞台のローマ市では『コンクラーベ』の当日と言う設定!
(『コンクラーベ』って我慢大会じゃあないですよ!教皇選挙のこと・・・)
しかも、よりによってその日に、4人の教皇候補の枢密卿が拉致されたってんだから、サア大変!
それも、八時から一時間おきに、その枢密卿を殺害の予告があったんですね!

それに輪をかけて大変なのは、ローマ全土を一瞬のうちに破壊可能な、『反物質』(ジュネーヴの素粒子研究所から盗まれた物)の爆発時間をジャスト十二時に設定されていると言う乱暴さ・・・

トム・ハンクス演ずる宗教象徴学者が、ガリレオの暗号コードを解読しながら、
この400年の時を超えて動き出した、秘密結社『イルミナティ』(そういえば『オテル・・・』もある意味秘密結社?)によるヴァチカンへの復讐を阻止すべく、八面六臂の大活躍・・・

てのが、あらすじなんですけど・・・まあ凄いったらありゃしない!
まずは見てください、水野H郎さんの気持ちが分かります!

深夜ですと、バイ・ザ・グラスのワイン一杯の我慢で、
こんな映画見れちゃうわけですから・・・

『エル・ブリ』推奨のスペイン地場とは?

2009-05-23 05:16:40 | ワイン
英国『レストラン・ガイド』の、世界のベスト・レストラン・トップ50が今年も発表の運びとなりました。

最高位に輝いたのは昨年に続いて、スペインはバルセロナ近郊の『エル・ブリ』!
(2位がイギリスのザ・ファット・ダック、3位がコペンハーゲンのノマ)
まあ、私どもにとっては『夢のキュイジーヌの殿堂』ということになりますよね・・・

『レストラン・ガイド』は2001年発刊の料理業界のプロ向けの雑誌、そのランキングは800人の料理人、評論家、専門家が選ぶものらしいんですね・・・

ある意味、ミシュランとは別の視点ということになります。

日本では第20位に南青山の『クレアシオン・ド・ナリサワ』が入っているのみ、着外ですが75位に、白金台の三ツ星『カンテサンス』が入っているとの事です!

てことで、星ばかり追い求めてもダメなわけですが、
でも追い求めてしまうのもグルマンの性(さが)・・・

悩ましい日々が続く今日この頃です!

さて、その『エル・ブリ』のソムリエが、ある御仁が『スペインで貴方が今、一番に我々に知ってもらいたい生産者は誰か?』尋ねたところ、その答えが『ドミニオ・ド・ビベイ』だったそうです!(大通り Y酒店 T.Y氏の資料による)

そうなんですね、思い出したでしょうか・・・

先日の第43回のキュイジーヌの会において、04’シャンボール・ミュジニ・レ・シャルム パトリス・リオンと02’シャンボール・ミュジニ・レ・ザムルーズ ベルトーの間に登場させた、あのブラインド・ワイン!

05’ララマ ドミニオ・ド・ビベイ リベイラ・サクラ

がそれなんです!

さて、それがどんな味わいだったのか?
詳しくは、後ほど・・・