The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ベアレンは6周年のお祝いです!

2009-05-22 22:07:08 | ライフ
『とことん、ベアレンの会』にお邪魔をしてきました。
当方管理人のシマダーノ氏も、ココ何日かはこれに付きっ切り!

43回の写真集も、オソラク本日アップとなる予定ですので、
もう少々お待ちください!

ビール・ヒートの大集合に、極小勢力のワイン・ヒート!
チョット肩身の狭い思いでしたが、灰汁(アク)の強さで目立ってますよね・・・

ところで、ビール飲み過ぎも、次の日コタエマス!
皆さん、アルコールはホドホドにいたしましょう!

カルミニャーノは元祖スーパー・タスカンか?

2009-05-21 05:38:11 | ワイン
43回のキュイジーヌの会の最後に飾ったブラインドアイテムが、
あまりにも重く、その熟成ぶりもステゴザウルスなみの遅滞ぶりだからタマリマセン!

そのワインは・・・
1999 カルミニャーノ レゼルヴァ ピアッジャ マウロ・ヴァンヌッキ

だったんですね・・・

カルミニャーノとは、トスカーナのDOCGですが、
地場品種のサンジョベーゼ70%に、カベルネ・ソーヴィニオン20%とメルロ10%を加えたセパージュとなっているようです。

サンジョベーゼ100%と言ったのは、ワタクシの勘違い!
ボルドー品種も30%入っているんですね・・・

ですから、あの堅固さ!あの長熟性!
ナルホドですよね・・・

物の本に寄れば、このスタイルを19世紀後半から手がけているとの事ですので、
『カルミニャーノはトスカーナで初めてカベルネを作付けした土地』
『カルミニャーノこそ元祖スーパータスカン!!』と言われるのも、
あながち嘘ではなさそうです!

今回出展された、99!カルミニャーノ・レゼルヴァは、
RP氏も90点後半に高評価したもの・・・
更には、ニール・ベケット監修の『死ぬ前に飲むべき1001ワイン』に掲載された一本なんですね・・・

かのテスタマッタのコンサルタントのアルベルト・アントニーニが、
醸造に関わったとされる、この1999年!

クランベリーやブラックチェリーの濃縮したアローマに、
ほどなく腐葉土の風味が続きます。
ミネラルのメリハリに、チョコレートの中に完熟した果実を埋め込んだ、
大胆かつ肉感的な味わいです!
熟成の高原部は未だ遥か彼方・・・
しかしながら、舌触りはあくまでもヴェルヴェッティ♪
明解さの中でのデカダンス!

とにかく、凄いワインでした!

このワインも、求心的なブルピノ・ファンにっとっては、
ナカナカ受け入れがたいワインの一つでしょう・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

03’ですが、ココが最安値↓


桜山でパスタも乙なもの・・・

2009-05-20 23:34:54 | ライフ
こう不景気風に吹かれますと、行脚するにも行く先までの距離も気になります!

今迄そんなことお構い無しのワタクシですらソウですから、
世の堅実派の皆さんは、まずもって近場での行動を余儀なくさせられるわけですよね・・・
(その一番最たるカタチがウチノミ?)

一方、食事や飲料の費用のコスト・パーフォーマンスも気になる所でして、
そんなこんな考えますと、コスパのイイ桜山ディストリクトでの飲食が頻繁になり、山岸⇒桜山神社というコースが、最近出来つつあるわけです。

一昨晩も、フラフラと桜山界隈の居酒屋系を覗きながら散歩しておりましたが、
和食+酒、ビールで行くか、洋食+ワインで行くか、で大いに迷い、
気がつけば、桜山神社の石の鳥居の直ぐそばにオッタッテ居りました。

神社に向かって、右の上り口に見慣れぬ看板が、目に入ってきたのですが、
その店の名は『パスタの店 Pリャーソ』・・・

その昔、『ワインの店 Eンゾ』があった場所です!

どうも、漏れ聞く話では、日中はパスタ好きのお姉さま方で満席が多いとの事!

てことで、その日は洋食+ワインのコースを選択いたしました。

早速ワタクシ、ピエモンテの濃厚なシャルドネをいただきながら、
真鯛のカルパッチョ、野菜のペペロンティーノをご馳走になりました。

パスタは確かに評判どおり!

バイ・ザ・グラスのワインチョイスはセレクト限られてますが、
コスパの良いソレナリを出してくれるようです。

でも、やはりここはパスタのお店!

近いうちに、お昼にでも、オネーサン連に囲まれながら、
またパスタってみようかな?などと考えております!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第43回の写真集は近日公開です!

明日はベアレン・ビールの6周年のイヴェントですよね!
ワタクシもチョット顔をだしてみます。
皆さん、そこではヨロシク!

濃密系コート・ロティの行く末は?

2009-05-20 21:31:19 | ワイン
前々回のキュイジーヌの会でも、実はコート・ロティが登場したのですが、
同じシラーとヴィオニエの混醸でも、前々回の物と今回の物は似て非なるものなんですね・・・

前々回に登場したコート・ロティは97’ルネ・ロスタンのキュベ・テロワール、
今回のコート・ロティは99’ヴィニョーブル・デュ・モンティエの物でした。

ルネ・ロスタンは流麗な酸味の、甘く肥えたブル・ピノのような、
そしてローヌでありながらエレガンスを持ち合わせたスタイル!

ヴィニョーブル・デュ・モンティエはグラスの向こうが見えないほどの黒々系で、
スパイシーで、オリエンタルな風味をまとった、巨大フルーツながらも、
シルクタッチなスタイルなんですね・・・

モンティエの醸造家は新進気鋭のステファン・モンテーズ!

実はトゥルクとラランドンヌの近隣に『ラ・グランド・ブラス』なる、
名醸畑を所有しているそうですが、これがRP氏の目に留まり、最近の注目株!

このヴィニョーブル・デュ・モンティエは、
どうも買い葡萄によるコート・ロティとのこと・・・

8年ほど前に買った当時は、硬くて正しくバサロ状態でしたが、
10年の待ち期間でコッテリと美味しくなりました!

どうも、キュイジーヌの皆さんには、レザムルーズの後だけに、
評判イマイチでしたが、ワタクシにとっては、へ~~こんなになったんか!
とプティ感動モノであったわけです!

さて、この濃厚系のコート・ロティ!
この先はどのようにメタモルフォーゼするのでしょうか?

もうチョット、追いかけてみましょう・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

99’はここから↓


シャンボール一筋!ドメーヌ・ベルトーです!

2009-05-18 20:41:24 | ワイン
5世代にわたって、シャンボール村でワイン造りをしている、
ドメーヌ・ベルトーですが、2004年にはピエールからフランソワへの代替わりされたとの事・・・

今回のキュイジーヌの会では、ピエールの時代の2002年物のレザムルーズを並べました。

ベルトーはレザムルーズの他、ボンヌ・マールの地所も所有しておりますが、
レザムルーズの見事さは、特筆物なわけなんですね・・・

その知名度の低さと相反して、ベルトーのシャンボールは、
そこの地所のテロワをさり気無く投影した、奥行きのあるエレガンスを持ち合わせております。

ワタクシ、押しの強い、メリハリの果実のダイナミズムもそれはそれ・・・
そうゆうワインの正統性はモチロン認めるわけですが、
実は本当の好みは、もうチョット奥ゆかしい、控えめなシャンボールなんですね・・・

実はベルトーもどちらかと言えば、そっちの範疇でしょう・・・

ハッキリ言いまして、未だ閉じています!
5年のメタモ準備期間は必要でしょう・・・

しかしながら、大ぶりのバルーンタイプで30分の待ちがあれば、
あまやかで、かぐわしい、スタイリッシュなレザムルーズが登場いたします。

このドメーヌ、何処で買えばよいのやら・・・
有れば抑えておくべき代物でしょう♪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここにありますけど、高すぎますよね?