43回のキュイジーヌの会の最後に飾ったブラインドアイテムが、
あまりにも重く、その熟成ぶりもステゴザウルスなみの遅滞ぶりだからタマリマセン!
そのワインは・・・
1999 カルミニャーノ レゼルヴァ ピアッジャ マウロ・ヴァンヌッキ
だったんですね・・・
カルミニャーノとは、トスカーナのDOCGですが、
地場品種のサンジョベーゼ70%に、カベルネ・ソーヴィニオン20%とメルロ10%を加えたセパージュとなっているようです。
サンジョベーゼ100%と言ったのは、ワタクシの勘違い!
ボルドー品種も30%入っているんですね・・・
ですから、あの堅固さ!あの長熟性!
ナルホドですよね・・・
物の本に寄れば、このスタイルを19世紀後半から手がけているとの事ですので、
『カルミニャーノはトスカーナで初めてカベルネを作付けした土地』
『カルミニャーノこそ元祖スーパータスカン!!』と言われるのも、
あながち嘘ではなさそうです!
今回出展された、99!カルミニャーノ・レゼルヴァは、
RP氏も90点後半に高評価したもの・・・
更には、ニール・ベケット監修の『死ぬ前に飲むべき1001ワイン』に掲載された一本なんですね・・・
かのテスタマッタのコンサルタントのアルベルト・アントニーニが、
醸造に関わったとされる、この1999年!
クランベリーやブラックチェリーの濃縮したアローマに、
ほどなく腐葉土の風味が続きます。
ミネラルのメリハリに、チョコレートの中に完熟した果実を埋め込んだ、
大胆かつ肉感的な味わいです!
熟成の高原部は未だ遥か彼方・・・
しかしながら、舌触りはあくまでもヴェルヴェッティ♪
明解さの中でのデカダンス!
とにかく、凄いワインでした!
このワインも、求心的なブルピノ・ファンにっとっては、
ナカナカ受け入れがたいワインの一つでしょう・・・
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