私が所属しているJOFI(ジャパン・オフィシャル・フィッシング・インストラクター)神奈川は、海面部会、渓流部会、鮎部会に分かれて活動しています。
(集合地点にノボリを立ててました。)
(パラパラ降ってます。)
オトリ鮎に負担を掛けないように水の中でここまでを10秒、できれば7〜8秒でこなすのが理想とのこと。
(竿が長いです。)
(オトリが入ってます。)
(自力でチャレンジ。)
(諸先輩方。)
(天然鮎ゲット。)
(雨の中、皆さん頑張られます。)
「沼」に例えられるほどハマるという友釣りですが、その理由が分かった気がします。
残念ながら他2人は型を見られずでした。今日は数日前の豪雨で宮ヶ瀬ダムの放水が続いていて水量が多く、流れが早かったとのことでした。
人数も多く活動が活発なのが海面部会で、親子釣り教室で船釣りのレクチャーをしています。
他の部会でも釣り教室を開催しているものの、インストラクターの人数が少なくて回数が回せないのが鮎部会。
高齢化により活動できる方が4名に減っては釣り教室の運営がままなりません。
ならば、海面部会のインストラクターに鮎釣りをレクチャーして支援体制を構築してはいかが?
ハードルが高い印象がある鮎釣りを教えて貰えるとあれば同じ釣り好き、手を挙げる人がいるでしょう。
と、JOFI役員会で発言したところ、それで行こう!となりました。
言い出しっぺの手前、私は当然の参加となり、海面部会から3名がベテランインストラクターから鮎の友釣りを教わることになりました。
(集合地点にノボリを立ててました。)
6月11日(日)。
中津川の八菅橋下の河川敷に集合。
あいにくの雨の中、カッパを着込んで教わる友釣りデビューです。
まずは、橋の下でセッティングから。
竿は9mのをお借りして、仕掛けは市販のもの。
この仕掛けが良く出来ていて、道糸部分と鼻環部分が長さ調節のため遊動式になっています。
海釣りの人間からすると繊細な仕掛けに目を見張ります。
フロロやナイロンの0.8号なんて普段使いませんからね。
フグのカットウ仕掛けのフロロは8〜10号なんで10分の1の細さですよ。
その仕掛けを竿先に着け、竿尻プラス15cmくらいの位置に鼻環が来るように長さを調整、ヒレ針の先にある自動ハリス止めに掛け針を着けます。
掛け針のハリスの長さは指4本ほどとのこと。
オトリ鮎の大きさに依って尻尾からプラス1〜2cmのところに掛け針が来るように調整します。
9mの竿を持ったままのセッティングに一苦労。
この長竿の取り回しが肝ですね。
(パラパラ降ってます。)
いよいよ川に入って友釣りを教わります。
最初の難関はオトリ鮎への鼻環着け。
手に水を着けてから優しく目を隠すように鮎の頭を握り、胴は支える程度、胴を握ると暴れるとのことです。
鼻環は鮎の鼻に対して真っ直ぐ通します。
オトリ鮎に負担を掛けないように水の中でここまでを10秒、できれば7〜8秒でこなすのが理想とのこと。
無理です。
何度も掴み損なって有に20秒は超えましたよ。
(竿が長いです。)
川に立ち込み、オトリ鮎をポイントに誘導します。
竿の構えは、川の流れに対して垂直に立って上流側に45度、高さも45度が理想のとのこと。
ラインは多少たるみが出るくらいで張らず緩めずをキープ。
その状態が鮎が自然に泳いでる目安になるそうです。
鮎は底にいるそうなので、オトリ鮎が浮いていては釣れません。
竿を上げるとオトリが底に潜るそうなので、構えを調節して上手く底をキープさせます。
ポイントを攻めて反応がなければ次のポイントへオトリを誘導します。
(オトリが入ってます。)
「あの辺りが良いポイントだよ」
と底の岩が黒っぽく見えている辺に誘導し、張らず緩めずの45度で竿を構えると、オトリ鮎が自分からポイントに泳いで行ってくれます。
「雰囲気あるよ。釣れそうだよ。」
と講師の言葉を聞き終わると同時にオトリではない活性が手元に伝わります。
「来た!」
竿を起こすと水面から2匹の鮎が飛び出し、引き寄せる間もなく掛け針の鮎はポチャンと川に落ちました。
サイズはオトリよりも一回り小さい10cmほどでした。
よもや抜き上げを教わる前に掛かるとは。
ここで前後したものの抜き上げを教わります。
鮎が掛かったら腰からタモを取り、タモを持ったまま竿を起こして、川から鮎を出さないように引き寄せて来ます。
近付いたところで竿を立て、更に竿を上げて鮎を抜き上げ、タモでキャッチ。
この時、竿と鮎が体の正面で一直線になるように操作しないと抜き上げた鮎は明後日の方向に飛んで行っちゃいます。
タモでキャッチしたら水中で釣れた鮎を外し、オトリと入れ替えます。
(自力でチャレンジ。)
一通り教わったので自力で釣ってみます。
先に釣り場に入っていて休憩中の釣り師に挨拶し、初心者のレクチャーである旨を話して貰っています。
その方々の前で釣ることになったのですが、「今日が鮎デビューか」と後から色々と教えていただき、竿を取ってオトリ鮎の誘導の仕方も指南いただきました。
オトリを休ませないように、浮かせずに底でしっかり泳がせることが大切だとのこと。
勉強になります。
ポイントを次々に探る方が良いですが、オトリ鮎がへばらないように優しく誘導する必要があります。
鮎の友釣りは仕掛けも操作もとても繊細な釣りなんですね。
(諸先輩方。)
良さげなポイントと思しき岩裏へ誘導し、底でオトリが落ち着くだろう位置で竿を構えると、ラインが収まります。
オトリ鮎が自ら居心地が良い位置へ泳いでくれる感じです。
雰囲気あるぞ。
頑張れ。
オトリ鮎を励まし、集中してラインの目印を眺め状態をキープすると、ククンと竿先が引っ張られます。
根掛かりか?アタリか?
更に集中するとブルブルと手に来ると同時に竿先が引き込まれます。
「掛かった!」
揚げ方を教わっているし、2度目とあって今度は落ち着いて対応できます。
体の正面で竿を構え、抜き揚げて宙を舞った2匹の鮎をタモでキャッチ、見事に納まりました。
(天然鮎ゲット。)
獲れたのは10cmちょいの小鮎。
小さいですが初の友釣りで記念すべき初釣果です。
「おおっ!釣れたかー!」
ギャラリーの方からもお声掛けいただきました。
(雨の中、皆さん頑張られます。)
釣りでこの充実感は久し振りの感覚です。
船釣りでは生き餌の釣りでマゴチやヒラメ、マダイも釣ったことがありますが、タナを取るくらいで鮎の友釣りほど生き餌をコントロールはしません。
川の流れと岩を読み、繊細な仕掛けで繊細にオトリ鮎を操って、狙ったポイントでオトリを働かせて掛ける。
オトリ鮎はエサではありませんから、パートナーのような感覚すら覚えます。
「沼」に例えられるほどハマるという友釣りですが、その理由が分かった気がします。
雨もあり、これで私は終了。
残念ながら他2人は型を見られずでした。今日は数日前の豪雨で宮ヶ瀬ダムの放水が続いていて水量が多く、流れが早かったとのことでした。
良コンディションの時に再挑戦したいです。
基礎の基礎を教わっただけの状態で次週には鮎釣りの支援をせねばなりません。
習うより慣れろなのでしょうが、さてどうなることか、ドキドキです。
🐡
ハマる釣りですよ!
ぜひハマって下さい笑
私は昨年から友釣りを始めてシーズン中の土曜日は毎週のように川でオトリを泳がせてます^^;
コメントありがとうございました!
友釣りは道具立てからウェアまで船釣りとは異なりますから、新規の投資が必要ですね。
更に、竿に拘ると数十万円とか。
10万円の竿が安い、なんてベテランの会話を聞くと恐ろしい沼だと感じています。
ハマるのは膝下くらいで留めたいところです。
まずはウェーダーを買わないと。