釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【食】アマダイの昆布締め・カサゴの煮付け・カサゴのムニエル他

2018-02-06 06:03:00 | 釣魚料理
記録的な寒波にも負けずに臨んだ萬司郎丸さんでのアマダイ釣行、本命はおチビが1匹。
ゲストも少く、唯一の救いは自己レコードの尺物と良型のカサゴが一荷で獲れたこと。


(釣果整列。寂しいな。)

すると、メインは必然的にアマダイじゃなくてカサゴになるわな。

カサゴ以外は、本命アマダイもゲストと共に一緒くたにして刺身系でいただいちゃう。


(4種の盛り合わせ。)

尺カサゴの半身を刺身に(左端と右下)
アマダイは昆布締めに(中央)
キダイは酢締めに(右上)
ヒメジは素で刺身に(右中)

カサゴは1日寝かせてもブリブリの歯応え。しっかりした身に甘味があって旨い。新鮮なんで薄造りの方が良かったかな。

アマダイは下ろすと薄くて小さくて、昆布締めの昆布に貼り付いて、剥がす時に崩れちゃった。締めてもまだ柔らかく、はんなりした上品な旨味はさすがだ。
血抜きをしなかったから身色の違いが他と歴然だね。

素の刺身だとキダイはちょいと締まりがないところを、塩して酢締めにすると真価を発揮する。
皮付きのままで皮目の旨さが引き立つ、タイの名に恥じない逸品になった。かみさんも気に入ったようで箸が進んだよ。

ヒメジは久しぶりに食べたけど、やっぱり旨い。もっとメジャーになっても良い魚だと思うな。


(これも楽しみ。)

カサゴの胃袋は湯引きにしてポン酢で。
コリコリの歯応えが良くて、アテに最高だね。釣らねばまず食べられない品だよ。


(ネギと生姜で炊きました。)

良型カサゴは丸ごと煮付けに。
プリプリの身に甘辛の煮汁が良く合って、こっちはご飯にベストマッチ。
ホッとする味だね。


(洋風にも。)

尺カサゴの半身はムニエルに仕立てた。
プリプリの身に、バターで焼いたパリパリの皮目が芳ばしくて良し。
でも、個人的には煮付けに軍配かな。日本人ですからね。


(具はカサゴのみ。)

残った尺カサゴのアラは出汁を取って味噌汁に仕立てる。
余すことなくカサゴの旨味をしっかり抽出した出汁、アラの頭は頬肉のプリッとした身をほじくり、口や目の回りのゼラチン質を啜り、カマにカブりついて堪能する。
いいわー、と滋味溢れる一椀に唸る。


(集合写真。)

カサゴのお陰で満足の食卓になったけど、どの魚もそれぞれに合った仕込みをすればキラリと光るものがあった。活かすも殺すもこちらの腕次第ということか。

個性あるそれぞれの魚に感謝して、料理の腕も磨きたいな。

・アマダイの昆布締め
・カサゴの刺身
・ヒメジの刺身
・キダイの酢締め
・カサゴの煮付け
・カサゴの胃袋の湯引き
・カサゴのムニエル
・カサゴの味噌汁


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【釣】新年2回目で早くも本領を発揮する (1/27 アマダイ 萬司郎丸)

2018-02-02 06:05:00 | 釣り
1月22日に都内でも十数センチの積雪が記録されてからこっち、最低気温が氷点下の日が続く。
週末が近付くにつれ、路上の雪も解けて日陰にチラホラと見かける程度になったから、釣行には支障ないでしょ。

晴れで凪ぎ予報の27日(土)に萬司郎丸さんの予約を入れ、車載の温度計がマイナス3度を示す中、慎重に愛車レヴォーグを駆って江ノ島に向かいましたよ。


(ナイスな富士山が拝めます。)

受付けして釣り座は右舷艫寄りを取ったところが、船上でグループが入るからと調整になって、胴の間舳寄りになった。
片舷9名だったかな。貸し竿の人達が多いようだ。

両手首や太腿に貼るカイロ、ポケットにはオイル式のカイロを忍ばせ、完全防寒装備で臨む。明け方はメチャ寒だったけど、お日様が出て風がなければ、そんなではなかったよ。


(潮はこんな感じ。)

タックルはいつものLIGHTGAME 82M200にFORCEMASTER 800。
仕掛けは片天秤に、オキアミカラーのピンクにコーティングされたチヌ針で自作した2本針の2m。PE2号だとオモリは50号の指定。


(いざ出船。)

出船して十数分、江ノ島沖で釣り開始。水深は60m~70mほど。

投入の途中で止めて、電動で巻けるかをチェックすると、やはり動かず。
船の電源とワニ口の接触具合を調整し、動作を確認してから落としを再開する。去年はこれで慌てたからね。

着底したら数回オモリで底をトントンして、仕掛けが馴染むのを待ってから1m底を切る。
潮がないから仕掛けの吹き上がりもないだろうから、そこから1m誘い上げて停止、ゆっくりと1m下げて停止、アマダイの鼻先をエサのオキアミが掠めるようなイメージで誘う。


(良い凪ですな。)

数回目の誘い下げでククンとアタリが出た。
少し送り込んで様子を伺い、アタリが続いてるのを確認してゆっくりアワセると、竿先が突っ込み、グググンという手応え、掛けた!

数m手巻きで感触を確かめると、重い。
アマダイ釣りではかつてない手応えで、これは余裕で40cmオーバーと見た。
第一投から大型が来るとは幸先がいいぞ、今年はイケてるのか?と慎重に電動を入れて、ゆっくり巻き始める。

ググン、ググンと突っ込みを見せるものの、底目で喰ってきたし、引きの感じからオニカサゴかもと予想する。アマでもオニでもいずれにせよ喰いでがあるサイズだぞ、とほくそ笑む。

突っ込みをいなしつつ、グングンという引きを堪能して残り15mを切った時、フッとテンションが抜けた。

マジか!?と巻き揚げると、痛恨のハリス切れ。針を飲まれてた結果、歯で擦れて切れちゃったみたいだ。ショック!
( > o < )

大物を掛けるも手にできない、なんか去年のテンヤマダイを思い出すな。
今年もこんな星回りなんでしょうか?


(やっと1目め。)

気持ちを切り替え、きっと直ぐに次が獲れるだろうと誘うものの、反応なし。渋くてアタリが遠いのよ。

5分したらエサをチェックして打ち返し、誘いのパターンを色々試して1時間30分が経過した頃に、やっとアタリが来る。
獲ったのは可愛いヒメジ。
おチビだけど、この水深で揚げたらリリースはできないから大事にいただきます。美味しい魚だしね。

その5分後。
誘い下げで微かなアタリを捉えて掛けた。サイズは小型だろうけど、途中で突っ込みを見せる引きは本命臭いぞ。


(2目めは本命。)

揚がったのは20cmチョイのおチビなアマダイ。
オデコが消えたのは良いけど、一投目のあの引きとかけ離れた手応えで盛り上がりませんよ。


(待てど、こいつもご飯にありつけない。)

さあ、ここからだー。良型を揚げるぞ。と気持ちを奮い起たせるが、ここからが更に遠いのよ。

次が来たのは3時間半後。
誘い下げで出たアタリを大事に様子見し、活性を確認してからアワセるとググンと来た。一投目に迫る手応えだ。
よし!引き直したぞ。と更に慎重に巻き揚げる。グングン来る引き味は期待出来るぞ。

ゆっくりと巻き、電動が止まって手巻きに切り替えると赤い魚影が見えた。
オニか?
良くみるとその下にもう1匹、一荷だよ。


(3目めはダブル。)

揚がったのは31cmと25cmのダブル。
何カサゴか判らずに船長に聞くと、ノーマルカサゴだとのこと。

尺超えのカサゴなんて見たことないから判らなかったよ。デップリしたこの姿はとてもノーマルだとは思えなかった。これは貴重だね。
食はこの2匹でようやくの確保となった。


(流し変え中。)

この頃から上げ潮が動き始めたけど、二枚潮なのかラインと仕掛けの動きがおかしく、あちこちでオマツリが頻発して苦労する。


(ラストの4目め。)

最後はキダイを揚げて終了。
本命はおチビの1匹だけ、ゲストも渋く、良型カサゴの一荷がなければゾッとなる釣果だった。

初釣りは上出来だったものの、2回目の釣行で早くも昨年に続き微妙な釣り運を背負ってる気配がしてきたぞ。


(沖あがり。)

湾フグを始め、小物のテクニカル系の釣りが好きだから、これまで大物とやり取りする機会が少い。経験の少さが、掛けるも獲れない理由なんだろうか。

今後は釣りテクの幅を広げるために、釣りもののバリエーションを考えねばならないかな。


(海うと富士山。)

萬司郎丸さんで次回に有効なリベンジ券を貰ったけど、発動するか悩むね。
次はどうしょうかな。

・アマダイ : 1
・カサゴ  : 2
・ヒメジ  : 1
・キダイ  : 1
船中0~5
若潮


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