釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【感】古き日本家屋に触れて夕日と共に去りぬ (2024/11/08 夫婦旅行・3日目 松江)

2025-02-28 05:56:00 | 日記
長く引っ張った旅行ネタもやっと今回で最終回。
それでは。


松江城の観覧を終えたら裏手に回り稲荷橋を渡って城内から出る。


(さらば松江城。)

堀端を歩いて次の目的地を目指す。

目の前の堀はさっき遊覧船に乗って通ったね。

(遠くに遊覧船が見える。)

歩きながら周りを眺めても視界にビル群などが入らず、昔からの情景が残っている。
この風情が良いな。

城内から歩いて数分が次の目的地。

(記念館。)

小泉八雲記念館。

小泉八雲はギリシャ生まれ。
その後、イギリス、フランス、アメリカへ移り、最後は日本に帰化した作家だ。

(八雲とセツさん。)

松江で士族の娘であるセツさんと結婚して改名したのが小泉八雲という名なのね。

今秋のNHKの連続テレビ小説「ばけばけ」のモデルになるのが小泉八雲とセツさんだそうだ。

記念館で八雲の軌跡や遺品などを眺める。
54歳の若さでお亡くなりになったのね。

記念館を出た並びに武家屋敷があって、ここが最後の観光場所。


(武家屋敷。)

松江城北側堀沿いの塩見縄手と言われる界隈の中央に位置し、江戸時代に松江藩の中級武士が入れ替わり住んだ屋敷だそうだ。

門をくぐり玉砂利をシャリシャリと踏みしめ母屋へ。

(母屋。)

母屋は築280年を超えているそうだけれど、古さを感じない。
あちこち修理されているのでしょうが。

広い土間から上がって屋内を内覧できる。


(奥に家主がおられる。)

懐かしい日本家屋にしみじみと良いなーと思う。

開け放った縁側から全室に風が抜けて心地良い。

冬の寒さは厳しいだろうけれどね。

(良いねー。)

居間から庭を臨む佇まいにも感じ入る。

庭と一体となったこの生活空間は四季を通じて様々な趣きを実感できるのだろうな。

当時の生活を想像して羨ましくもある。

(竈。)

竈は新しく設えたのだろう一度も使われておらず綺麗だった。

ぐるりと巡るとざっと10部屋はあっただろうか。
一体何人が住んでいたのだろう。

住み続けるのは厳しいだろうけれど、一度こんな家に宿泊してみたいな。

(くぐり松。)

武家屋敷を出ると縁結びスポットとされているくぐり松があった。

大分年季が入っているね。

(堀川巡りの船。)

その先の堀にはさっき乗った堀川巡りの遊覧船が通る。

お堀沿いを歩いて堀川遊覧船乗り場がある大手前広場に戻り、最終日の観光は終了。

「ぐるっと松江レイクラインバス」で松江駅へ向う。

松江駅からバスに乗り、空港に向う途中の車窓から再び宍道湖の夕日が見れた。

(綺麗だ。)

出雲と松江旅行の締めに相応しい美しい景色に見送られたよ。


(縁結び空港から帰路に。)

サンライズ出雲から始まった初の出雲大社石見銀山松江の旅行は詰め込み感があって慌ただしかったけれど、どこも良かった。

とりわけ松江は気に入った。
じっくり腰を据えて散策したい街だね。

次回があるか分からないけれど再び訪れたい街ランキング上位になったな。

旅は良いね。


🏯

【食】タチウオの蒲焼き・炙り・塩焼き・ペペロンチーノ

2025-02-24 06:23:00 | 釣魚料理
三喜丸さんへの食材調達タチウオ釣行の釣果は7匹。

中でも型の良い2匹を塩焼き用の筒切りと刺身用のフィレに下ろし、真空パックにしてN会長宅へお届け。
我が家から会長宅は車で5分と近い。

届けて家に戻ったら昼飯に指3本サイズの下ろすとペラペラの小型を使う。


(ボーノ。)

タチウオのペペロンチーノ。

度々仕立てるお気に入りのメニュー。

ペラペラタチウオを炒めたら、身が細かく分解しちゃったけれど、ニンニクと鷹の爪に加えてタチウオからの出汁も効いている。

歯応えを残したキャベツとタチウオの身の甘みがポイントね。

初めてかみさんにも振る舞ったら、美味しいと感動していた。

そうでしょう、そうでしょう。


(定番。)

タチウオの蒲焼き。

タチウオでは必ず仕立てる我が家の定番。

火を入れるとフワッと柔らかな身質が甘辛のタレに合う。
白飯が進みますよ。


(これも定番。)

タチウオの炙り。

バーナーで皮目を炙った香ばしさに脂が回った身の旨さ。
これが食べたかった冬タチだ。

毎日食べたけれど、5日寝かせた身の旨さには唸ったよ。

(これも定番。)

タチウオの塩焼き。

表面に酒塩を塗って焼き上げる。
皮目はパリッ、身はホックリ。
上品な脂が身から染み出る。

一品料理としての満足度が高い。

ご飯のおかずには不向きだけどね。


(集合写真。)

お裾分けしたから釣果は数日で食べ切り、冷凍庫保存はなし。

冬タチを食べたい欲求は満たされたけれど、釣りの面ではF5サイズが欲しかった。

冬タチはシーズン終盤だけど、タイミングが合えばもう1回乗りたいな。


🐟

【釣】悶々としながら冬タチに挑み食材確保 (2025/02/14 タチウオ 三喜丸)

2025-02-21 05:52:00 | 釣り
三喜丸さんへのリスケ釣行は5:40に到着。

船に荷物を置いて場所取りしてから船宿で駐車券を貰って、車を小柴港の駐車場へ停めに行く。

釣り座は左舷艫2番目をチョイス。


(お久し振りです。)

駐車場で準備を整えて宿に戻ってから受付けなんだけど、斎田社長はおられずヒデ船長が受付け番をしている。

聞くと社長は1週間アメリカに行かれているとのこと。

(本日はアジ船でタチウオに出る。)

宿でコーヒーをいただきながらヒデ船長と常連さんの会話を聞いていると、今日の潮でタチウオは厳しいと思うと不吉なことを仰る。

元々活性が低い冬タチに更に不安要素を積み増しして欲しくないな。

タチウオは夏と冬の年2回しか乗らないから引き出しが少ないのよ。

(出船。)

左舷4名、右舷2名の計6名の余裕の釣り座で出船。

左舷の胴の間に広く場所を取ってのびのびと釣りが出来る。

(釣り開始。)

猿島沖で釣りを開始するも、反応が薄いので直ぐさま移動する。

風なくうねりなく久し振りに釣りやすいコンディション。
人には良いけどタチウオにはどうでしょうね。

(タチウオ船団。)

船団に合流して釣り再開。

タナは50〜60mの間の5mほど。

タナまで落として仕掛けを馴染ませたところにいきなりのアタリ。

おっ!と反応して誘いを入れてみるも続きがない。
ネチネチとその場で粘るものの口を使わず。

仕掛けを揚げるとハリの手前までエサを食われていた。
もう一口食ってくれよ。

(海は穏やか。)

打ち返して、すぐにアタリが出るだろうと思っていたのに音沙汰なし。

ノーテーションフリーフォールで間を取りながら探っても反応なし。
右隣りさんはユラユラ誘いで型を見て、ポツポツと揚げている。

色々と誘いを変えても、誘わずにステイしてもこちらには見向きもしない。

お隣を見るに、ここまで相手にされないのはおかしい。
お隣とは既に5匹くらい差がついている。
これは誘いではなく仕掛けの問題だろうと考えた。

2.5mの自作のテーパー仕掛けを2mに切り詰めてもダメ。


(潮はこんな感じ。)

テーパーの接続部がちょっとキンクしているのが気になっていたので、5号ラインで仕掛けを作成して取り替えてみる。

細いラインで自然なエサの動きが狙いね。

5号だとハリを飲まれると切られる可能性があるけれど、アタリがなければ始まらない。

すると、結果が出るのよ。

誘い後のステイでアタリを検知。
その場でユラユラ誘い続けると食い込みのアタリに発展、アワセをくれるとズン!と来た。

掛けた!

電動オンで引きを堪能するも型は期待出来ない手応えだ。


(10:02に1匹目。)

指3.5本のタチウオ。

2時間半でやっと型を見ましたよ。
多分型を見たのは船中最後ではあるまいか。

片エラを切って血抜きしてクーラーへ。

N会長へのお裾分けには少なくとも4匹、できれば指4.5〜5本サイズが欲しい。

(潮はほぼ止まり。)

朝のサービスタイムに1匹しか揚げられず再び沈黙が続く。

色々試しても結果が出ず、近い船団で揚げている人の誘いを参考に早めの誘いに切り替える。

食い気のあるヤツを優先的に掛けるものの、型は小さい。
やはり誘いが早いと先に小さいのが食うか。

ノーテーションの誘いではエサを食われてもハリまで食わずに離されちゃう。


(船団はバラける。)

食には型を狙わないといかんからスローな誘いに戻す。

試行錯誤を繰り返し、幅10cmほどのチョンチョン誘いでリール1/4回転巻きが良いと分かった。

タナのレンジを誘っているとモタレまでいかない微かな重みを感じる。

そこで止めてチョンチョン誘いを繰り返すと触りが出る。

いるぞ、いるぞ、とネチっこく誘い続けるとようやくアタリに発展、食うまで待って食い込みの引き込みでアワセてスドン!

良型の手応えだ。

(11:58の3匹目はF4サイズ。)

サイズが上がって指4本。

このサイズが複数匹獲れればお裾分けできそうだ。

同じパターンで追釣してイケると確信した時には昼を回っていた。

それでも攻略の糸口が見つかれば集中力が上る。

積極的に攻めるぞ。

(12:48に5匹目。)

誘い時の微かな重みを察知してネチネチからのズドン!

このパターンではF4サイズが揃う。

もう一声、F5サイズが出れば言う事なしなんだけど叶わない。

最後までネチネチ粘ったもののタイムアップ。

沖あがりを迎えた。

(沖あがり。)

結果は7匹。

前半の見向きもされない状況から何とか巻き返したものの、食わせきれなかったのは引き出しが足らんのね。

結局最後まで5号ハリスを切られずに済んだし、活性が低い冬タチはよりエサの動きにシビアだと分かった。

良い経験になりましたよ。

(本日のタチウオ。)

指4本サイズが3匹獲れたから何とかN会長にお裾分けも出来て面目が立つ。

手強いタチウオに最後まで集中力が切れなかったのは湾フグで鍛えられた賜物だろう。

次はフグに復帰しようかな。


・タチウオ : 7
船中5〜13
大潮


🐟

【釣】釣行前記 (2025/02/14 三喜丸)

2025-02-17 05:49:00 | 釣り
強風の予報で見送った2月8日(土)のタチウオ釣行は平日に休暇を取ってリトライ。

最強寒波は抜けたし、当日はほぼ凪の予報だから良コンディションで冬タチに挑める。

前回ネタにした鮎友釣り仕掛けの自作を師匠のN会長宅で教わった際、タチウオ釣りに行く旨を伝えてお裾分けする約束をしている。

奥様のお手を煩わせないように、下ろしてフィレの状態でお持ちしますと宣言もしている。

「釣れれば」という枕詞を付けたうえでだけど、ここは奮起して結果を出さねばなるまい。
せひ脂ノリノリの冬タチを召し上がっていただきたい。

冬場のタチウオが手強いのは承知の上で経験値取得と食材調達に行ってきます。

頑張らねば。


🐟

【感】遊覧船に乗り松江城を外と中から観覧する (2024/11/08 夫婦旅行・3日目 松江)

2025-02-14 04:16:00 | 日記
年を越しても続いている旅行ネタ。
釣行の隙間を埋めるのに良いですが残すところあと2回。
それでは。


夫婦旅行最終日は松江の観光を予定。

前日の玉造温泉への到着が日没後だったから、松乃湯さんをチェックアウトする前に散歩してみる。

(お世話になりました。)

玉造温泉は奈良時代に開湯し、日本最古の温泉のひとつにかぞえられ美肌の湯として有名。
玉湯川沿いには多数の温泉宿が建ち並んでいる。

川沿いを歩くとお土産屋やカフェ、足湯スポットもあり、散策するだけでも楽しめるね。


(まがたま橋だそうです。)

散策を終えたらチェックアウトして玉造温泉駅まで送ってもらう。

予定していた松江行きのバスがダイヤ変更なのか現れず、電車に切り換えたら玉造温泉駅で40分くらい待つことになった。

地方だと電車の間隔が空くからダイヤのチェックは念入りにしないとね。

そんなこんなで予定より遅れて電車で松江駅へ移動。


(このルート。)

松江駅からは「ぐるっと松江レイクラインバス」の1日乗車券を購入して、松江城へ向かう。

バス乗り場に行くと、レイクラインは予め松江駅内のお土産屋で券を購入しておく必要があることが判明。
バスは30分置きに出ているものの、乗る前にコインロッカーに荷物を預けねばならず発車時間が迫っている中でバタバタしたよ。

(30分ごとの出船。)

松江城に着いたら堀川めぐりの遊覧船に乗る。
お掘りをぐるっと1周して外側から松江城を眺める観光ね。

屋根付きの船の両舷に靴を脱いで向かい合わせに座る。
冬場は船にこたつが設置されているから足を入れて寒さを避けれる。
かみさんが対面に座っているから遠慮なく足を伸ばせるよ。


(ちょっと首が疲れる。)

船頭さんの案内でお掘りを進んでいく。
平底の和船だから水面から近い。

普段見れないような位置からゆらゆら揺られながらの観光は風情があって良いな。

(旧日銀支店。)

橋をくぐる際には屋根が下がる。
一番低い所では屋根に潰され限界まで屈まないといけないから体が硬いとキツいぞ。


(堀からの松江城。)

ぐるっと堀川を1周して約1時間。

船頭さんの説明を聞きながらお堀をのんびり揺られての観光は良い経験だ。

振り返って景色を見るからちょっと首が疲れるけどね。

船着場に戻ったら12:30。

お昼は歩いて10分ほどの地元の洋食屋さんに行く。

(こちら。)

それがここ、西洋軒さん。
創業1932年の老舗ね。

遊覧船に乗る待合所の壁に松山城近辺の手描きマップがあってそこに描かれていたお店の1軒。

名物がカツライスだそうで、それを味わいたくて来ましたよ。


(カツライス。)

ご飯の上にカツが乗っかってデミグラスソースが掛かっているカツライス。

懐かしの洋食というメニューはサラダが付いて950円はお値打ちね。

カツは柔らかく食べ応えもあって満足、満足。

また来る機会があれば別のメニューをいただきたいお店だ。

西洋軒さんを出て川の対岸側には遊覧船から見えた旧日銀松江支店があり、寄ってみる。

今はカラコロ工房という名で食・文化・アートが集まるスペースとしてリニューアルされている。



(雰囲気あるね。)

カラコロ工房内の八百万マーケットでお土産を購入。

宍道湖のシジミや買いそびれた出雲の藻塩もあって助かりましたよ。

(松江城。)

再び松江城に向かい、今度は陸からの観光。

このあとは松江城近辺の観光で終える予定だからじっくり散策しよう。

(国宝です。)

レイクラインバスで走り、堀川遊覧船で回り、昼食に歩いた印象では松江はコンパクトにまとまった城下町だ。

昔からの良さを活かし、新旧が上手に共存しているように見えて好印象だ。


(松江城。)

せっかくだから天守閣に入ってみようと入場券を購入。

高知城や松山城には時間がなくて入らなかったから、天守閣に入るのは久し振り。
会津若松の鶴ヶ城以来かな。



(柱が立派だ。)

天井が低いのは当時の平均身長が低いからだろうけれど、フロアは広い。

各階を貫く柱は太くて立派だ。

現存天守だけあって時代を感じるな。

(現存天守一覧。)

現存天守とは江戸時代かそれ以前に建てられ、現在まで保存されている天守のこと。

全国に12あり、その中で国宝に指定されているのは松江城を含む5つだそうだ。

(宍道湖が見える。)

5階建ての最上階からは360度松江の街を見渡せる。

(晴天で良かった。)

見晴らしが良く風が抜けて気持いい。

街の景色は変わったけれど、現存天守だからこの場で感じる空気感は当時のままなのだろう。
そう考えると益々貴重に感じるな。


(晴天に映えるね。)

天守閣を出たところで14:30。

歩いて最後の観光に向かおう。


🏯