釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】濡れすぼっても叩きまくってマダコをゲット (2021/07/03 マダコ 野毛屋)

2021-07-12 06:34:00 | 釣り
7月3日(土)の天気予報は予約時点から刻々と変わり、前日には雨から逃れられないのが確実となった。

前日の金曜日は全員キャンセルでマダコの出船はなしだったから、実質今回が野毛屋さんのシーズン初日だ。

この雨予報で釣りに来る物好きは少なかろう、といつもより遅く出て、野毛屋さん5:15着で並びは13番目。

案外、物好きが多かったね。


(降ってますよ。)

マダコ船は先客が2名だったんで左舷舳1番をゲット。
客が少ないだろうから余裕の釣り座だ。

久し振りに勇治船長の第二忠丸に乗りますよ。


(毎度。)

雨対策にゴムカッパを着て、船着き場のシーサイドライン高架下で雨宿り、出船を待つ。

好調のフグは2艘出し。
午前アジもそれなりに乗るようだ。
マダコ船は左舷は3名、右舷も同数くらいかな。


(雨降る中、出船。)

雨がバシバシと降る中を出船。

のんびりと移動してるのは開始時間の協定のためかな。


(潮はこんな感じ。)

仕掛けはフラッシャーのお飾り付きのリーダーに白系のタコエギとイワシカラーの100円DAISOエギの2本付け。
根掛かりによるロスト時に、1本が100円だと被害総額を押さえられるからね。


(八景沖から。)

解禁された富岡沖の前に八景沖から釣りスタート。
まずは様子見なのかな。

真下に落として底を確認すると、根じゃないから積極的に誘える。

勇治船長はアナウンスで、ユラユラとゆっくり誘う程度のアクションで良いと言ってたけど、これまで叩きまくる釣り方で結果が出てたから、まずはそれで。

竿先をやや下に構えて底を取ったまま小刻みに叩く、とにかく叩く。
叩きのアクションの幅を変えることで聞きを兼ねるアグレッシブな釣り方だ。
その分疲れますがね。

すると開始早々に重みを感じ、溜めてからの大アワセ1発、グニーンと乗った!

巻きに入ると、硬いタコ竿が胴から曲がる良型の手応え。
浮かせたところに勇治船長がタモ入れしてくれて良型をゲット!
いきなり結果を出しましたよ。

1投目で船中1杯目、しかもキロオーバーとは上出来だ。


(開始早々にゲット!)

こりゃ幸先良いぞ。

ノリノリになるかー?と後を期待したものの続かず、移動となる。

雨は降り続いていて、時折激しさを増す。
完全防備のはずなんだけど、カッパの内側がジメッとしてるのは蒸れなのか、染みて来てるのか?
小雨を見計らって上着やサロペットのチャックを開けてベント(蒸気排出)しますよ。


(降ってます。)

タコはポツポツと乗るものの、小型が多い。
最初のキロオーバーを越えるのは顔を出さないよ。

アタリが遠退くとエギをローテーションするけど、どれが当たりカラーかも分からんね。


(これらでローテーション。)

お客が一通り型を見たからか、勇治船長が操船がてら左舷の操舵室の窓から竿を出し、釣りを始める。

横目で見てると、勇治船長は5秒間隔くらいに揺らす優しい誘いだ。
アタリがあると操舵室から出て来て大アワセをくれてマダコを取り込む。

勇治船長はこんな調子で連チャンも含めてポンポンと獲っていく。
流石だ。


(タコ船が揃ってるよ。)

ベントしても湿気が抜けきらずウエアが濡れて気持ち悪いし、叩き疲れが出始めたんで、勇治船長の釣り方を真似て省エネで優しい誘いに切り替えてみる。
湾フグの誘いの縮小版みたいな感じかな。

この釣り方に切り替えても勇治船長と交互に揚げるようにポツポツと追加する。


(ネットの中で重なるタコたち。)

疲労が回復したら叩きの釣りに戻す。
勇治船長と同じ釣り方だと敵うはずがないから、アクションで寄せますぜ。

潮止まりにアタリが遠退いて、午後になると時速1杯にペースが落ちる。


(午後は拾い釣り。)

たまに獲れるのはいずれも小型で大型は拝めない。

一度、3キロオーバーか!?の手応えがあったものの、数少ない根のようでビクともせず、この日初のエギロスト。
片方100円で良かったよ。


(再びの八景沖。)

協定なのか14:30あがりとのことで、最後は八景沖に戻って探索。

かつてアカメフグ釣りの時に沖堤近くで3キロものを揚げたことがあるから、良型を期待したい。

エギを小まめにローテーションし、最後の体力を投入して叩きまくる。

でも追釣はなく尻すぼみで終了。
あがり時には雨も止みました。


(沖あがり。)

結果は9杯。

申告では記憶違いで8杯と答えちゃって、同数でトップ3人となってたけど、家で数えたら9杯いました。
実は単独トップだったのね。

バラシが3回だから12打数9安打はまずまずかな。

マダコは冷凍保存が利くし、食の楽しみも多い。
釣り味は重いだけだけど、叩きから来たかな?来たかな?のドキドキに、大アワセでグニーンと来る手応えは癖になるね。

リピートせずにはいられない。
DAISOエギを買い足して、また乗りますよ。

・マダコ : 9
船中:1~9
小潮


🐙

【釣】釣行前記 (2021/07/03 野毛屋)

2021-07-07 06:48:00 | 釣り
東京湾のマダコ釣りは4月に富津沖、6月に横浜沖、型が期待出来る富岡沖は7月から解禁となる。

富岡沖の解禁に合わせて昨年同様に野毛屋さんでスポットマダコ船を出すとなれば、乗らねばならんでしょう。
冷凍庫にマダコを補充せねばならんでしょう。


(先般消費したラスト在庫。)

早めに予約を入れたものの、ターゲットの7月3日(土)の天気がなかなか定まらず、雨絡みは確実。

心配だった波、風は前日予報では強くなく、野毛屋さんも出船を確定した。


(予報はこれですわ。)

ならば予定通りに行きますよ。

解禁早々のフレッシュな釣り場は期待出来るし、雨ならばお客は少なく余裕の釣り座で割り当てが増えるはず。

タコエギを追加購入したし、DAISOで大型洗濯ネットと100円エギ4個を仕入れた。
準備は万端。

雨に降られようが、ポジティブシンキングで東京湾産天然マダコを調達して来ますぜ。


🐙

【感】銀婚式にザギンでシースー

2021-07-02 07:00:00 | 日記
6月23日は結婚記念日。
今年は25周年で銀婚式にあたる。

当日は休暇が取れなかったから、25日(金)を記念日休暇に設定して、かみさんと銀座へランチに行きましたよ。

ランチ前に、式を挙げた東京大神宮にお参りして行こうと飯田橋に降り立ったら、どしゃ降りの雨。

曇り予報だったのにー、とコンビニで傘を買って向かいます。




東京大神宮は今や、縁結びに御利益ありで有名になったけれど、式を挙げた当時は知る人ぞ知るという神社だった。

雨降りの中お参りに来るのは、やはり女性が多いね。



2礼2拍手1礼でお参り。

拝殿の中で神前式を挙げられる、当時の佇まいのままだ。
今だと沢山の参拝客に祝って貰えるのだろうな。
記念に御朱印張を買いました。

雨が強くなったので、隣のマツヤサロンで雨宿り。



ついでに受付で今年は銀婚式の集いがあるか聞いてみると、感染対策をして秋に開催されると言う。

ここの食事が楽しみなんで参加しますよ。



ラウンジで止むのを待ってても雨は更に強くなり、ゲリラ豪雨の勢いだ。

ランチの予約時間があるから、意を決して外に出たけど、東京大神宮の敷地を出る頃には既に足元はビショ濡れ。
参ったね。

地下鉄で新橋に向かい、地上に出たら晴れてましたよ。
本当にゲリラ豪雨に祟られたのね。



ランチは銀座の久兵衛で。

いつかは銀座でカウンターの寿司を食べたいと思ってたんだけど、25年も掛かっちゃいましたよ。

通されたのは新館の1階。
4組が座れるカウンター席に板前さんが2人いて、1人で2組を相手にするのだね。

ランチメニューの中から、にぎり11カンで量が丁度良いかなと「唐津」を注文。
この上の「久兵衛」だと16カンで多いかなと思ったのよ。

突出しのイカの塩辛から「旨い」と唸っちゃう。

カウンター越しの目の前で板前さんの仕事が良く見える。

ピカピカに輝いてる刺身包丁でサクからネタを切り付け、握った寿司を目の前の板皿に置いてくれる。

中トロからスタートだ。



板前さんに断ってから写真に納めて、素手でいきますよ。

刷毛で醤油を塗ってくれてるから摘まんでそのまま口に運ぶ。

シャリがホロッと解れ、ネタと一体で口内で融合する。
シャリ、ネタ、ワサビ、どれも高級なのが分かるな。

でも、どれかが突出する訳ではなく、あくまで握り寿司としてのトータルバランスで味わわせるのが素晴らしい。

なるほど。
これが高級寿司なんだな。



2カン目はイサキ。
霜降りした後に更に皮目を炙ってるそうだ。

板前さんのテクをガン見してると、かみさんが、先週末は釣った魚で寿司だった旨を話しちゃった。

「釣った魚を捌くのですか?」

と聞かれ、出刃に刺身包丁、フグ引きも持ってる旨を伝えたけど、板さんの包丁ほどピカピカじゃありませんよ。

先週の塩フグ寿司は旨いと思ったけど、所詮は素人仕事、目の前の寿司はまるで次元が違うね。

カンパチ、アオリイカ、煮蛤、大トロ、車エビ、ウニ、カツオ、煮アナゴ、出て来るネタの絶妙の熟成度合いや仕事振りにどれも唸らずにはいられない。

全てが高次元で寿司のバランスを保っているのが技の為せる所なんだな。



見た目だけでネタの熟成度合いが分かるのか板前さんに聞いてみると、魚の鮮度、脂の乗り、気温であたりを着けるものの味見もしますよ、とのこと。

最後の巻物の時には巻き方のコツを教えて貰いましたよ。

白エビ入りの玉子を握りでいただき、デザートに自家製メロンゼリーで締め。
かみさんと共に至福の時を過ごせたね。

お店の雰囲気、調度品、板前さんの所作、握りが供されたら目で楽しんだ後、間髪入れず口に運び至高を味わう。
1カンごとに繰り返されるこの流れは、まるで舞台上の伝統芸能のようで、板前さんを始め、お客も演者として参加して堪能するもののように思える。

伝統の技と様式美を味わうと考えると、このお値段にも納得だ。
寿司や天婦羅など、このような食文化は世界を見渡しても日本のみなのではあるまいか。



満足して晴れ空の下、銀ブラ(古っ)してちょいとお買い物。

子供達のためにお土産として久兵衛から太巻きとアナゴの押し寿司を持ち帰り。

子供らは、「旨っ!」を連発しましたね。





子育てが一段落したら、年イチくらいで贅沢をしたいもんだ。

次は天婦羅かな。


🍣