阿蘇山の噴火レベルは2。火口付近1㌔メートルは立ち入りを禁止されているが、随分と長い間、噴火が続いている。降灰による各地の被害も続いているが、幸い熊本までは及んでこない。
ニュースによれば日本全国で、火山の噴火が連鎖的に続いている。近くは御嶽山の大噴火。熊本に住んでいると阿蘇の噴火が心配でならない。
南海トラフト地震、首都直下地震と大型地震の情報は絶え間ないが、火山情報は至って少ない。もしも、富士山で大噴火が起きれば東京を含む関東地方の被害は計り知れないという。
火山大国日本の中でも九州は有数の火山地帯。もしものことを心配する。阿蘇方面の空を眺めながらの今朝の散歩。いろんな思いが交錯した。
現役時代には雲仙の大噴火を経験した。普賢岳から熊本までは約26キロ、大火砕流の発生は午後4時過ぎ、熊本にその噴煙が到達したのは午後4時20分ころだった。すごく早い速度だったと記憶している。いざ避難というには時間がたりない。
地震は怖い。だが、火山地帯である九州、それも近くに阿蘇をかかえる熊本では山の噴火をバカにはできない。高く上がる阿蘇の噴煙を毎日眺めながら、もしもの時にはと考えるとその怖さが身に染みる。
日ごろの防災の大切なことを日々の生活の中で、避難を含めじっくりと考えることだ。