台風一過の朝、久しぶりに青空が広がった。7月1日に開幕した第100回全国高校野球選手権熊本大会は4日、リブワーク藤崎台球場で1回戦3試合が、熱戦の火ぶたを切った。
第一試合は、必由館対南陵は10:1のコールドで必由館が2回戦に進んだ。第2試合は、熊本第2が5対1で松橋を破った。第3試合は初日1番の好試合。シードはされなかったものの甲子園出場経験も豊富な濟々黌対天草工業。
高校野球にはドラマがある。天草工業が最終回に3点をあげ、3:1で逆転勝ち。
話は少し異なるが、サッカーW杯の決勝トーナメントは「knockout stages」(ノックアウトステージ)や「knockout tournament」(ノックアウトトーナメント)ともいわれるが、甲子園に向けての高校野球は、まさに「knockout tournament」(ノックアウトトーナメント)。
濟々黌の開幕初戦でのノックアウトは思いがけないことではあるが、みんなはまだ若い、県大会に出場する61チーム。すべてのチームがノックアウトを経験する。ノックアウトを経験しないのは全国制覇したただ1チームだけ。
若く溌剌としたすべての高校球児に"野球大好きの老夫婦”、力強いエールを送りたい。