朝方は涼しい風が吹いているが、日中の気温はきょうも30℃近くまで上がりそうだ。藤崎台球場では15日から、九州地区高等学校野球熊本大会が開かれている。"高校野球大好き”のわたし、1回戦の好試合、秀岳館対有明の試合を観戦するため、久しぶりに球場バックスタンドの特別席へ向かった。
秋の青空と白い雲、みどりのグランドは目に染みるようだ。秀岳館は優勝候補の一角、一方の有明は球速145㌔の速球投手を擁する強豪チーム。期待にたがわず両チームは素晴らしい熱戦を展開した。
9回表まではヒット数で勝る有明が1対0とリードしていたが、9回裏。大きなセンターフライを追って補球位置に入ろうとした有明のセンターが、もんどりうって転倒。思わぬ秀岳館の逆転処理となった。楽しかった。まさに高校野球の醍醐味を味わった試合だった。
次の試合は何時にしようかな。考えるだけでも楽しくなってきた。
ところで、ひさしぶりの藤崎台球場だが、正面入り口には「リブワーク藤崎台球場」の大きな看板がかけられ、球場のいたるところにオレンジ色の「リブワーク藤崎台球場」の小さな看板がかかっている。今年6月15日、熊本県と山鹿に本社のある住宅会社の間でネーミングライツ売買が成立したそうだ。たくさんの看板を見ると、なんだか知らない球場に来たかのような気にもなる。
体力の衰えとともに、外出の機会がめっきり少なくなると、全く世間に疎くなっているようだ。こんなことも知らなかったとはお恥ずかしい話。