暑さ寒さも彼岸までとあるが、秋も深まりさわやかな風と青空が広がる。"高校野球大好き”の老夫婦、藤崎台球場で開かれている「秋の高校野球熊本県大会」準々決勝の観戦としゃれこんだ。
第1試合は午前9時20分試合開始の東海大星翔対水俣だが、いくら高校野球が好きといっても、1日に何試合も観るには無理があるため、12時開始予定の秀岳館対熊本工の開始時間に合わせて球場に入った。
ところが、第1試合はまだ熱戦のさなか。スコアボードには11回表2:2の同点と出ている。もしかしてタイブレークになるのではと期待しながら両チームに勝ってほしいとにわかの応援。試合は12回裏に1点をいれた東海大清祥に勝利の女神が輝いた。素晴らしい試合だった。両チームに改めて拍手を送った。
第2試合は秀岳館対熊本工。9回表までは熊本工が5:2とリード。ところが、その裏、秀岳館が連打で3点をとり、第1試合に引き続いて延長戦となった。11回裏、熊工が1点を取り試合は終ったが、観る者を最高に楽しませてくれた素晴らしい試合だった。手に汗握る熱戦だった。高校野球の醍醐味を最高に味合わせてくれてありがとうと感激した。
初めの2試合がもつれにもつれたため、第3試合の専大玉名対八代の試合開始は午後4時40分となった。"高校野球大好き”の老夫婦、何回も藤崎台球場へ通ってきたものの、ナイトゲームにはいまだお目にかかったことがない。
疲れてはいたが第3試合の専大玉名対八代、ライトがつくまで見ていようと奥さまと意見一致。明るいライトに照らされたみどりの芝生のきれいなこと。これには感激。ライトに照らされた芝生の下で、これもまた素晴らしい試合が続いた。
八代が4回に1点、一方、専大玉名が8回に3点を入れ2点のリード、残るは9回だけとなり、八代の逆転は無理だろうと素人の判断で家路についた。
楽しかった。嬉しかった。素晴らしかった。明日以降の試合もぜひ観戦したい。それにしても1日中、10時間以上も固いベンチの上で野球見物とは驚いた。年は取ったがまだまだ元気と"うちのおくさま”と顔を見合わせた。
余談になるが、家に帰って第3試合の結果を見た。9回裏に八代が3塁打などで3点を入れ逆転勝ちしている。あと1回、最後まで見ておればよかったと"うちのおくさま”が悔しがった。