熊本城三の丸にある細川刑部邸の燃えるような紅葉は今が見頃。紅葉の見頃にあわせて、旧細川刑部邸庭園の限定開放と夜間のライトアップが行われる。
暖かな小春日和に誘われ、復旧工事のため日頃は立ち入りできないお庭だが、短期間ではあるが一時解放され、もみじ狩りを楽しむことができた。
熊本地震で被害の大きかったお屋敷や、屋敷を取り囲む石塀は今も痛々しい姿をさらしているが、お庭は真っ赤な紅葉で一杯。黄色く色づいた銀杏の葉とのコントラストが、得も言われぬ雰囲気を醸し出している。老夫婦ゆっくりと真っ赤な紅葉を眺めながら庭園を散策し、至福の時を過ごすことができた。
夜は、庭園のいたるところで灯りが灯りれ、まさに幽玄の世界が現れるという。開園の最終日は12月9日になっている。