寒い朝だが、日中は青空の広がる好い天気となった。久しぶりに立田自然公園までウォーキングした。
その途中、遊水公園の土手で、冬には珍しく小さな白い蝶が飛んでいた。蝶の名前は知らない。
立田山自然公園は、肥後の藩主・細川家の菩提寺泰勝寺(たいしょうじ)あとで、細川家初代藤孝(ふじたか)夫妻と二代目忠興(ただおき)とガラシャ夫人の墓など「四つ御廟」や、茶室「仰松軒(こうしょうけん)」などがあり、四季折々、茶室やお庭で茶会が催されるなど、熊本市民の憩いの場としても親しまれている。
池には十数羽の鴨がゆっくりと泳いでいる。周囲をとりまく紅葉は実に美しい。緑の木々の間からさわやかな風が吹いてくる。
苔園のコケは緑のじゅうたんを敷き詰めたよう。あまりにも静かで優雅な公園は、幽玄の世界とでもいおうか。とてもさわやかな気分につつまれた。
楽しい散歩ができた。その夜「今日の散歩は楽しかったね。次はどこ、いつと。」奥さまとの会話が弾んだ。