78年前のきょうは、太平洋戦争開戦の日。対戦国双方にとって悲劇のはじまりだった。
当時6歳だった私、朝早く狭い4畳半の薄暗い部屋で、家族と一緒にラジオを聞いた。海軍行進曲が切れ目なく流れていた。その間に真珠湾攻撃の報道があったようだ。うっすらとした記憶が残る。
戦争は必要悪という人もいるが本当だろうか。太平洋戦争の戦没者は2200万人~2500万人と言われる。日本だけでも310万人が亡くなった。そのうち民間人は50万人。この悲惨ともいえる数字を観れば、絶対に、戦争を必要悪と認めることはできない。対戦国の米国やその連合国でも多数の死者が出た。終戦間際には広島と長崎に原爆が投下され10万人を超える多数の市民が犠牲となった。
開戦の日に、改めて戦争反対と大きな声で叫びたい。